がん医療への心理学的貢献
2021年12月5日(日)14:00-17:00
Zoomウェビナー(オンライン開催)
生涯で2人に1人ががんに罹患し,死因の三分の一をがんが占めるというほどがんは身近な病気です。以前は,がんの告知が死を意味するものと捉えられ,恐れられてきたことからがん罹患の心理学的な影響について研究(サイコオンコロジー)が行われるようになりました。この中には,がんになりやすい性格傾向があるのではないか,がん患者に心理療法を行うことで延命が可能になるのではないか?といったインパクトのある研究が多数行われてきました。
一方で,がん医療の進歩に伴い,がんの種類によっては「治る病気」となり,長期の延命が可能になってきました。そのことはアドバンス・ケア・プランニングと呼ばれる複雑な意思決定を患者は自ら行わなければいけなくなっています。また脳機能に関する研究が進んだことで,がん患者の精神症状と心理的問題についてもより包括的なアセスメントが行われるようになってきました。このように心理学研究並びに心理学的支援の方法も新しい貢献のカタチが求められています。
そこで本シンポジウムでは,これまでのがん医療における心理学的研究の歴史を基盤としつつ,最先端のがん医療への心理学的貢献の可能性を考えていきます。
一方で,がん医療の進歩に伴い,がんの種類によっては「治る病気」となり,長期の延命が可能になってきました。そのことはアドバンス・ケア・プランニングと呼ばれる複雑な意思決定を患者は自ら行わなければいけなくなっています。また脳機能に関する研究が進んだことで,がん患者の精神症状と心理的問題についてもより包括的なアセスメントが行われるようになってきました。このように心理学研究並びに心理学的支援の方法も新しい貢献のカタチが求められています。
そこで本シンポジウムでは,これまでのがん医療における心理学的研究の歴史を基盤としつつ,最先端のがん医療への心理学的貢献の可能性を考えていきます。
平井 啓 (大阪大学)
谷向 仁(京都大学) 心理的側面を考える前に行うべきこと:がん医療における認知機能障害 岩滿 優美(北里大学) がん患者の心理反応と心理的介入 松向寺 真彩子(市立豊中病院) がん患者への心理的支援:コンサルテーションとチームアプローチの実際 吉田 沙蘭(東北大学) がん医療における意思決定とその支援
緑川 晶(中央大学)
日本心理学会ホームページにてご案内しておりますWeb申し込みサイト(こくちーずプロ)より,該当の「シンポジウム名」と「開催日」をご確認の上,必要事項(氏名,フリガナ,性別,年齢,メールアドレス,職業,日本心理学会会員の方は会員番号,認定心理士の方は認定番号)を入力してお申し込みください。
- 2021年12月3日(金)申込締切。どなたでもご参加いただけます。
- インターネットに接続しているパソコン, タブレット,スマートフォンより,Zoom ウェビナーに アクセスしてください。(通信料参加者負担,録画・録音はご遠慮ください)
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- 初めてZoomを利用する方は,アプリをダウンロードしてください。https://zoom.us/download#client_4meeting
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