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表彰

シチズン・サイコロジスト奨励賞受賞者

シチズン・サイコロジスト奨励賞は,人々の心の健康と福祉の増進に寄与する認定心理士を顕彰することにより,社会への心理学の普及をより一層促進させようとするものです。認定心理士の貢献が社会に広く知られることが日常化したとき,日本における心理学の真の社会連携が達成され,わたしたちは社会などで重要な役割を演じることになります。本賞選考の基準を以下に示します。


対象者:
社会において優れた活動を行い,人々の心の健康と福祉の増進に寄与した者。
資格:
年齢制限なし。日本心理学会会員かつ認定心理士有資格者で高等教育機関,研究機関に所属しない者。
募集:
自己による応募と本人以外の学会員からの推薦。団体による応募も可。
件数:
とくに定めない。
審査:
認定心理士の会運営委員会委員のうち,応募資格のない者が行う。
評価:
社会における優れた活動を中心に広く評価を行う。
表彰:
賞状・賞金(授賞式参加のための旅費を含み)10万円と記念品を贈呈する。

2019年

2018年11月1日(木)―2019年1月9日(水)の期間に公募し,17件の申請があった。選考委員会において審査し,池田 琴世氏,発達凸凹の集い「だんだん」(旧:アスペ・発達凸凹の集い「優しい時間」)の2件が授賞にふさわしいと判断された。


池田 琴世
受賞理由:池田 琴世氏は,ICTを活用し,オンライン上での認定心理士間の交流を実現する先進的な取り組みを行った。同氏が企画,運営する「Net de 交流! 認定心理士」は第8回を数え,各回に講師を招いて認定心理士有資格者への有益な情報提供を行っている。このイベントには国内ばかりでなく海外在住の認定心理士も参加し,参加者も回を追うごとに増加しており,イベントの質の高さがうかがえる。また,フォローアップ交流会として位置づけられる「Net de 交流!認定心理士カフェ」は,認定心理士間の相互交流を可能にし,社会での心理学の醸成を促すものと考えられる。このように,アカデミアに市民が積極的にかかわり,さらに多くの市民を巻き込んでいく気風をつくった点において,池田氏の活動は,心理学の普及による健康と福祉の増進に寄与する優れたものであると考えられる。以上の理由から,シチズン・サイコロジスト奨励賞の受賞に相応しいと判断した。

発達凸凹の集い「だんだん」(旧:アスペ・発達凸凹の集い「優しい時間」)
受賞理由:発達凸凹の集い「だんだん」(旧:アスペ・発達凸凹の集い「優しい時間」)は,発達障碍を有する方やそのご家族,そして支援者の方々の交流の場を長年に渡り継続的に提供してきた。さらに,様々な情報発信や講演活動も行っており,その活動内容は,広く人々の心の健康に寄与する社会的貢献度の高いものとなっている。この実践に際し,認定心理士資格取得の際に学んだ心理学の知見が活かされている。当事者に寄り添いながらも公平,冷静に支える力を認定心理士資格取得の過程で養い,資格取得後は学問的な裏付けをもとにコミュニティ運営を行ってきた。認定心理士として社会に根差した「交流の場」を継続的に提供した点が,今回の受賞に際し,認定心理士の資格特性を適した活動としてもっとも高く評価された点である。以上の理由から,シチズン・サイコロジストを受賞する団体として相応しいと判断した。