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学会賞

優秀論文賞受賞論文

平成29年

選考経過

2017年度優秀論文賞選考委員会は規程により編集委員6名,臼井 伸之介,尾見 康博,金沢 創,櫻井 研三,田山 淳,水野 治久各氏,理事および代議員5名,佐藤 豪,杉村 和美,杉若 弘子,羽生 和紀,森 津太子各氏と,長谷川 壽一理事長,宮谷 真人編集担当常務理事が加わり構成された。規程により委員長に櫻井氏が指名された。役員交代後の開催された第2回,第3回委員会以降は,長谷川理事長に代わり横田 正夫理事長が委員会に加わった。
対象となった論文77編は,2016年度の「心理学研究」第87巻第1-6号の原著論文,研究資料,“Japanese Psychological Research”第58巻第1-4号およびICP2016特集号のOriginal Articleである。
選考委員会は,2017年4月23日(日)の第1回委員会で,理事・代議員,編集委員,優秀論文賞選考委員の推薦および編集委員会における評価を参考にして40編を第1次審査の候補として選び,第1次審査を行った。6月24日(土)の第2回委員会で第2次審査の候補を9編にしぼり第2次審査を行った。7月30日(日)の第3回委員会で,第1,2次審査の結果を総合して判断し,最終的に以下の4編を優秀論文賞とした。
授賞論文の著者に対し,2017年9月18日(月)日本心理学会第81回大会(久留米大学)会員集会において,櫻井委員長が選考経過を報告し,続いて横田理事長から賞状と副賞が授与された。


優秀論文賞
梶村 昇吾
野村 理朗(京都大学)
日本語版 DDFS および MWQ の作成 心理学研究第87巻第1号
授賞理由: マインドワンダリング(mind wandering)とは,近年注目されている心のデフォルト状態を示し,心理学研究の重要なトピックになってきている。心のデフォルト状態とは,科学研究におけるベースラインの状態を意味するが,我々人間の実生活においては,起きている時間の約半分の時間にも該当するような何気なくあることを考えたり,感じたりしている状態である。本研究は,マインドワンダリングの測定を目的とした自己記入式尺度2点の日本語版作成と,その信頼性と妥当性の検証を目的として行われた。作成された尺度の妥当性については,well-being,精神疾患関連特性とも相関関係が示されている。また,研究2として,作成された尺度と認知課題(外的注意課題)との相関を検討し,関連が認められたことによって尺度の信頼性をより高いものにしている。本尺度については,今後,神経科学分野,認知科学分野等を中心として多くの分野で活用されることが予想される。特に,心と関連する医学分野で注目されているデフォルト・モード・ネットワーク(default mode network : DMN)は,マインドワンダリングとの親和性が極めて高い。それ故,本尺度は医学分野での活用も大いに見込まれるものである。研究の計画が堅強であること,尺度の信頼性と妥当性を検証する手続きについても十分配慮が行き届いていること,読み手にも理解しやすい論調であったこと,研究の限界点についても丁寧に言及していたこと等が評価された。以上のような理由から,本論文は優秀論文賞にふさわしいと判断された。
布井 雅人(聖泉大学)・
吉川 左紀子(京都大学)
表情の快・不快情報が選好判断に及ぼす影響――絶対数と割合の効果―― 心理学研究第87巻第4号
授賞理由: 我々が特定の対象について好きか嫌いかを決める際,その選好判断には少なからず他者の判断の影響,すなわち社会的な影響がある。自分の選好判断が信頼する友人一人の判断に左右される場合もあれば,不特定多数の他者の判断に左右される場合もある。本研究では,こうした社会的場面で起こりうる現象について,認知心理学の立場から実験的に取り組んだ。著者らは,無意味図形を好意度評定の対象として使用し,喜びと嫌悪の表情写真を無意味図形の周囲に配置して他者が示す喜びや嫌悪のシグナルの絶対数と割合を制御した3つの精緻な実験から,参加者の選好判断への影響を調べた。その結果,複数の他者が存在する場面では,他者が示すシグナルの数が無意味図形の選好判断に影響することと,表情によって数の影響に違いがあることを示した。さらに,集団内における喜び表情の割合の増加は無意味図形への好意度を上昇させるのに対し,嫌悪表情がひとつでも存在すると好意度の低下をもたらすことを明らかにした。本研究は,社会的相互作用の効果について表情刺激を利用した認知心理学実験で検証したものであり,広範囲な心理学のテーマに関連している点が高く評価された。また,日常的に体験する社会的場面に正面から取り組み,複数の実験で一貫した結果を得て,読みやすい文章でまとめた点も評価された。こうした点から,本論文は優秀論文賞に値すると判断された。
川本 哲也(東京大学) Personality Change from Life Experiences: Moderation Effect of Attachment Security Japanese Psychological Research Vol.58, No.2
授賞理由: パーソナリティの生涯発達に関する研究の多くは,ビッグファイブ・パーソナリティを中心に検討を進めている。現在までに分かっていることを総合すれば,時点間の得点の相関からみればパーソナリティの安定性は高い一方で,平均値の変化からみれば成人期初期に比較的大きな変化がある。したがって,この時期の発達的変化の要因と個人差を解明することは,現在の人格発達研究における重要な課題である。本研究は,そこに切り込んだものである。短期縦断研究によって,成人期初期の若者のビックファイブ・パーソナリティの変化における個人差は,肯定的・否定的な人生経験によって説明できること,その際,個人のアタッチメント・スタイルによって経験からの影響の受けやすさが異なることを明らかにした。アタッチメント・スタイルの安定している人は,肯定的な人生経験を通して適応的なパーソナリティ特性を高めるが,アタッチメント・スタイルの不安定な人は,否定的な人生経験を通して適応的なパーソナリティ特性を低めていたのである。人生経験によってパーソナリティが変化することは既に知られていたが,その変化のあり方の個人差を説明する要因(アタッチメント)にまで踏み込んだ研究は海外も含めて例がない。このような国際的に新しい知見を,大規模な縦断研究と最新の分析手法というこれまた国際的なレベルでのアプローチによって提出したことが本研究の最も重要な価値であり,優秀論文賞に相応しいといえる。
宮崎 由樹(福山大学)
河原 純一郎(北海道大学)
The Sanitary-Mask Effect on Perceived Facial Attractiveness Japanese Psychological Research Vol.58, No.3
授賞理由: パーソナリティの生涯発達に関する研究の多くは,ビッグファイブ・パーソナリティを中心に検討を進めている。現在までに分かっていることを総合すれば,時点間の得点の相関からみればパーソナリティの安定性は高い一方で,平均値の変化からみれば成人期初期に比較的大きな変化がある。したがって,この時期の発達的変化の要因と個人差を解明することは,現在の人格発達研究における重要な課題である。本研究は,そこに切り込んだものである。短期縦断研究によって,成人期初期の若者のビックファイブ・パーソナリティの変化における個人差は,肯定的・否定的な人生経験によって説明できること,その際,個人のアタッチメント・スタイルによって経験からの影響の受けやすさが異なることを明らかにした。アタッチメント・スタイルの安定している人は,肯定的な人生経験を通して適応的なパーソナリティ特性を高めるが,アタッチメント・スタイルの不安定な人は,否定的な人生経験を通して適応的なパーソナリティ特性を低めていたのである。人生経験によってパーソナリティが変化することは既に知られていたが,その変化のあり方の個人差を説明する要因(アタッチメント)にまで踏み込んだ研究は海外も含めて例がない。このような国際的に新しい知見を,大規模な縦断研究と最新の分析手法というこれまた国際的なレベルでのアプローチによって提出したことが本研究の最も重要な価値であり,優秀論文賞に相応しいといえる。

平成28年

選考経過

平成28年度優秀論文賞選考委員会は規程により編集委員6名,小塩 真司,尾見 康博,河原 純一郎,櫻井 研三,田山 淳,水野 治久各氏,理事および代議員5名,佐藤 豪,中村 知靖,羽生 和紀,山口 裕幸,吉田 俊和各氏と,長谷川 壽一理事長,宮谷 真人編集担当常務理事が加わり構成された。規程により委員長に中村 知靖氏が指名された。
対象となった論文58編は,平成27年度の「心理学研究」第86巻第1-6号の原著論文,研究資料,“Japanese Psychological Research”第57巻第1-4号のうち特集号でない第2-4号に掲載されたOriginal Articleである。研究資料は,2011年4月の論文種類変更により,対象論文となった。
選考委員会は,平成28年3月27日(日)の第1回委員会で,理事・代議員,編集委員,優秀論文賞選考委員の推薦および編集委員会における評価を参考にして33編を候補として選び,第1次審査を行った。6月12日(日)の第2回委員会で11編にしぼり第2次審査を行い,7月10日(日)の第3回委員会で,第1,2次審査の結果を総合して判断し,最終的に以下の3編を優秀論文賞とした。


優秀論文賞
横田 賀英子・渡邉 和美・
和智 妙子・大塚 祐輔(科学警察研究所)・
倉石 宏樹(滋賀県警察本部)・藤田 悟郎(科学警察研究所)
連続性犯罪の事件リンク分析 心理学研究第86巻第3号
授賞理由: 連続して発生する性犯罪が,同一犯によるものであるかどうかを事件リンク分析という手法を用いて推定した論文である。1993年から2005年までに全国で検挙された360人分の事件データが分析の対象となっている。分析の結果,犯行場所の公共性,被害者の年齢層,凶器の有無,時間帯,接触方法,住宅地の別の説明力が高いことを明らかにした。パーソナリティに関する近年の理論をきちんと引用し,先行研究と比べてより少数の変数により説明力の高いモデルを提示する等,心理学的に非常に意義のある研究である。また,本論文の主要な統計分析となっているロジスティック回帰分析をはじめとして,全体として統計分析も丁寧になされており,説得力のある論理構成となっている。何よりも,著者らの所属する科学警察研究所ならではの研究成果であり,目的や結果の明瞭性,および実社会,とりわけ実際の犯罪捜査活動への応用可能性等が高く評価された。時空間的な距離を分類して分析することや,統計的な知見では例外になるような事例を詳細に分析すること,平日・週末の別がなぜ説明力がなかったかを考察することなど,本論文を基点にしてさらなる発展も期待できる。
金重 利典・針生 悦子 (東京大学) Categorization and understanding of facial expressions in 4-month-old infants Japanese Psychological Research Vol.57, No.3
授賞理由: 言語獲得前の乳児が養育者などの他者とコミュニケーションをとるときには,顔表情は重要な情報の送受信源となる。その際,乳児は相手の表情を知覚的に弁別できている必要があるだけでなく,その表情の意味が理解できていなければならない。本研究は,こうした相手の表情の弁別と,その表情の理解はいつからできるようになるのかという疑問に丁寧に正面から取り組んだ。従来の研究では,おおよそ4ヵ月から6ヵ月の間にこの能力獲得の境があることを示していたが,それらの研究では対象児集団に幅があり,4ヵ月児で笑顔と怒り顔が弁別でき,表情の意味まで理解できているかは依然として不明のままだった。このように研究結果に差異が生まれる理由の一つとして,特定の月齢児のみに実験参加を求めることが容易ではないという乳幼児研究の難しさがある。しかし,著者らは丹念に4ヵ月児のみ限定して40名の参加者を得た。そして4ヵ月児は,表情弁別は可能だが,その情動的な意味はまだ学習できていないことがわかった。この発見と併せて,明確な論旨はこの研究領域以外の選考委員からも読みやすいと評価が高かった。地道に特定月齢児のみからデータを蓄積し,必要な統制が堅実になされていたこと,丁寧に先行研究との相違点を考察したことも評価された。こうした点から,本論文は優秀論文賞にふさわしいといえる。
石川 信一(同志社大学) A cognitive-behavioral model of anxiety disorders in children and adolescents Japanese Psychological Research Vol.57, No.3
授賞理由: 本論文は, 532名の小学生,751名の中学生の協力を得て行われた。加えて41名の対象者は,不安障害の臨床群と判断された。全ての対象者が,自己陳述尺度,認知の誤り尺度,不安障害尺度に回答した。
臨床群とそれ以外の群(community group)の比較では,不安症状,認知の誤り,否定的な自己陳述で,臨床群の得点が有意に高かった。しかし,肯定的な自己陳述は両者の得点に有意差が認められなかった。
そして,児童と生徒,臨床群の不安障害に対するモデルを作成した。臨床群を含む日本人の小学生,中学生を対象に認知の誤り,自己陳述,不安障害の関連を検討した研究は本論文が初めてである。
提出されたモデルでは,認知の誤りが,否定的な自己陳述に繋がり,それが子どもの不安,そして一般的な不安に繋がるという知見を提供している。不安障害の軽減のためには,肯定的な自己陳述に注目するのではなく,認知の誤りに介入していく必要があることを示唆している。認知の誤りには認知再構成法が使われるが,心理教育やリラクゼーションを含めた方法を学校で実践することにより,予防的な活動が展開できる可能性がある。
著者も述べているように,研究の課題は認められるものの,今後,日本の子どもたちの適応の促進のために,研究と実践に大きなインパクトをもたらす研究として位置づけることができる。今後,不安障害の子どもの治療や援助,そして予防について,心理学関係者及び学校関係者の間で議論が活発になることが望まれる。以上の理由から本論文は,優秀論文に値すると判断された。

平成27年

優秀論文賞
北梶 陽子 北海道大学 社会的ジレンマ状況で非協力をもたらす監視罰則──ゲーミングでの例証── 心理学研究第85巻1号
大沼 進
山根 隆宏 奈良女子大学 Benefit findingが発達障害児・者の母親の心理的ストレス反応に与える効果 心理学研究第85巻4号
佐藤 德 富山大学 Benefit findingが発達障害児・者の母親の心理的ストレス反応に与える効果 心理学研究第85巻4号
縄田 健悟 九州大学 企業組織において高業績を導くチーム・プロセスの解明 心理学研究第85巻6号
山口 裕幸
波多野 徹 株式会社産学連携機構九州
青島 未佳
内田 由紀子 京都大学 You were always on my mind: The importance of “significant others” in the attenuation of retrieval-induced forgetting in Japan Japanese Psychological Research Vol.56 No.3
上野 泰治 University of York
宮本 百合 University of Wisconsin-Madison

平成26年

優秀論文賞
大友 章司 甲南女子大学 震災後の買い溜め,買い控え行動の消費者の心理プロセスの検討 心理学研究第84巻第6号
広瀬 幸雄 関西大学
大上 渉 福岡大学 日本における国内テロ組織の犯行パターン 心理学研究第84巻第3号
前原由喜夫 慶応義塾大学 Reasoning bias for the recall of one’s own beliefs in a Smarties task for adults Japanese Psychological Research Vol.55, No.3
梅田 聡
西田裕紀子 (独行)国立長寿医療研究センター Does high educational level protect against intellectual decline in older adults?: A 10-year longitudinal study Japanese Psychological Research Vol.55, No.4
丹下智香子
富田真紀子
安藤富士子 愛知淑徳大学
下方 浩史 名古屋学芸大学

平成25年

優秀論文賞
田中 孝治 関西大学 避難口誘導灯に通過後の情報を付加することの効果 心理学研究第83巻第3号
加藤 隆
財津 亘 富山県警察本部 刑事部 科学捜査研究所 虚記憶が隠蔽情報検査に及ぼす影響 心理学研究第83巻第4号
小澤 良 中京大学 両眼固視中の片眼におけるコントラスト感度の低下 心理学研究第83巻第6号
鬢櫛 一夫

平成24年

優秀論文賞
木原 健 産業技術総合研究所 情景知覚における空間周波数情報の統合――空間不一致事態での検討―― 心理学研究第82巻第4号
武田 裕司
平川 真 広島大学 自己-他者配慮的目標が間接的要求の使用に及ぼす影響 心理学研究第82巻第6号
深田 博己
塚脇 涼太
樋口 匡貴

平成23年

優秀論文賞
川人 潤子 広島大学 大学生の抑うつ予防のための自己複雑性介入プログラムの効果 心理学研究第81巻第2号
堀 匡
大塚 泰正
八木 善彦 産業技術総合研究所 スクロール提示された文章の読み特性 心理学研究第81巻第4号
菊地 正 筑波大学
山田 歩 青山学院大学 もっともらしい理由による選択の促進 心理学研究第81巻第5号
外山 みどり 学習院大学
和田 裕一 東北大学 Multisensory integration of vision and touch in nonspatial feature discrimination tasks Japanese Psychological Research Vol.52 No.1

平成22年

優秀論文賞
神 信人 淑徳大学 信頼が報われる条件 心理学研究第80巻第2号
田中 寿夫 千葉県子どもと
親のサポートセンター
秋元 頼孝 東北大学 共通基盤を考慮する前にアイロニ-的意味の活性化は生じるのか 心理学研究第80巻第5号
邑本 俊亮
石田 容士 北海道大学 アイロニーによる非難の対象は反復的言及によって同定されるか 心理学研究第80巻第6号
阿部 純一
石村 郁夫 筑波大学 Flow experiences in everyday activities of Japanese college students: Autotelic people and time management Japanese Psychological Research Vol.51 No.1
小玉 正博
小杉 大輔 静岡理工科大学 Nine- to 11-month-old infants' reasoning about causality in anomalous human movements Japanese Psychological Research Vol.51 No.4
石田 開 岐阜聖徳学園大学
短期大学部
村井千寿子 玉川大学
藤田 和生 京都大学

平成21年

優秀論文賞
對梨 成一 立命館大学 縦断勾配錯視
――周囲視環境と床の傾斜効果――
心理学研究第79巻第2号
池田 和浩 東北大学 ネガティブな体験の肯定的な語り直しによる自伝的記憶の変容 心理学研究第79巻第6号
仁平 義明
中溝 幸夫 北九州市立大学 Misconvergence to the stimulus plane causes apparent displacement of the stimulus elements seen monocularly Japanese Psychological Research Vol.50 No.1
川畑 秀明 鹿児島大学
Ono,Hiroshi York University
中村 信次 日本福祉大学 Effects of stimulus eccentricity on vection reevaluated with a binocularly defined depth Japanese Psychological Research Vol.50 No.2

平成20年

優秀論文賞
実光由里子 大阪芸術大学
短期大学部
確率による報酬の価値割引
――現実場面と仮想場面の比較――
心理学研究第78巻第3号
大河内浩人 大阪教育大学
十河宏行 愛媛大学 自然画像における視覚探索中のサッカード軌道の湾曲 心理学研究第78巻第5号
武田裕司 産業技術総合研究所
遠藤信貴 日本学術振興会・ 産業技術総合研究所 全体または局所レイアウトの繰り返しにおける文脈手掛かり効果 心理学研究第78巻第6号
武田裕司 産業技術総合研究所
鍋田智広 広島大学 幼児の連想的虚偽記憶における意味的知識の発達 心理学研究第78巻第6号
目久田純一
神垣彬子
松井剛太
朴 信永
山崎 晃
髙橋康介 科学技術振興機構
ERATO
動的な変形に対する視触覚間同時性判断 心理学研究第78巻第6号
齋木 潤 京都大学
薬師神玲子 青山学院大学 Independence of sampling of motion parallax and binocular disparity in discrimination of depth Japanese Psychological Research Vol.49 No.4
林 創 京都大学 Children's moral judgments of commission and omission based on their understanding of second-order mental states Japanese Psychological Research Vol.49 No.4

平成19年

優秀論文賞
金児 恵 東京大学 コンパニオン・アニマルが飼主の主観的幸福感と
社会的ネットワークに与える影響
心理学研究第77巻第1号
三沢 良 九州大学 鉄道運転士の不安全行動を誘発する心理学的要因 心理学研究第77巻第2号
稲富 健
山口裕幸
篠原郁子 京都大学 乳児を持つ母親におけるmind-mindedness測定方法の開発
――母子相互作用との関連を含めて――
心理学研究第77巻第3号
岡田佳奈 同志社大学 空間記憶におけるラットの海馬と視床前核群の海馬采―脳弓を経由した機能的連携 心理学研究第77巻第3号
岡市広成
槙 洋一 北海道大学 高齢者の自伝的記憶におけるバンプと記憶内容 心理学研究第77巻第4号
仲 真紀子
大上 渉 佐賀県警
科学捜査研究所
凶器の視覚的特徴が目撃者の認知に及ぼす影響 心理学研究第77巻第5号
箱田裕司 九州大学
大沼夏子
清成透子 アントワープ大学 直接交換と間接交換が内集団信頼行動へ及ぼす影響 心理学研究第77巻第6号
Foddy, Margaret カールトン大学
山岸俊男 北海道大学
池田まさみ お茶の水女子大学 Effects of surface pre-presentation on symmetry detection on a 3-D bumpy surface Japanese Psychological Research Vol.48 No.2
石口 彰

平成18年

優秀論文賞
對梨成一 立命館大学 階段の水平踏面が傾いて見える錯視の実験的解明
杉森絵里子 京都大学 反復呈示と二重課題がアウトプットモニタリングに及ぼす影響
中西政志
米田英嗣
常深浩平
楠見孝
山本恭子 同志社大学 他者との関係性が表情表出に及ぼす影響の検討
鈴木直人
真島理恵 北海道大学 間接互恵性の成立
――非寛容な選別主義に基づく利他行動の適応的基盤――
高橋伸幸
本田秀仁 東京工業大学 言語確率の暖味性と方向性
――確率情報の性質と意思決定に与える影響――
山岸侯彦
大沼進 北海道大学 Why do residents accept a demanding rule? : Fairness and social benefit as determinants of approval of a recycling system
広瀬幸雄 名古屋大学
唐沢かおり
依藤佳世
杉浦淳吉 愛知教育大学

平成17年

優秀論文賞
豊田秀樹 早稲田大学 実験デザインに基づく一対比較データの解析
――構造方程式モデリングによる表現――
室橋弘人
尾碕幸謙
芳賀麻誉美 女子栄養大学
河合千恵子 東京都老人総合研究所 配偶者の死への適応とサクセスフルエイジング
――16年にわたる縦断研究からの検討――
佐々木正宏 國學院大学
石丸径一郎 東京大学 性的マイノリティにおける自尊心維持
――他者からの受容感という観点から――
今在慶一朗 北海道教育大学 民事紛争における和解成立の要因と効果
今在景子 東北大学
小川時洋 同志社大学 On the saliency of negative stimuli: Evidence from attentional blink
鈴木直人
桑名俊徳 帝京大学 Repetition effect in visual recognition of letters

平成16年

優秀論文賞
村本由紀子 岡山大学
山口 勧 東京大学
井関龍太 筑波大学 テキスト処理時のオンライン推論における活性化ユニットの検討
――単語ユニットか,命題ユニットか――
河原純一郎 広島大学 Mere presence of distractors: Another determining factor for the attentional blink
北條 弘 A marginal maximum likelihood method for the vector threshold model to analyze dichotomous choice data
優秀論文賞選考委員会特別賞
山本由華吏 国立精神・神経センター
精神保健研究所
入眠感調査票の開発と入眠影響要因の解析
田中秀樹
白川修一郎
山崎勝男 早稲田大学

平成15年

優秀論文賞
内田照久 大学入試センター 音声の発話速度が話者の性格印象に与える影響
井村 修 琉球大学 統合失調症と視点取得能力
――統合失調症患者と一過性精神病障害患者の比較を通して―
山岸侯彦 東京工業大学 Effects of valence and framing in decision-making:
Assessing decision-makers' perceived domains of choice

平成14年

優秀論文賞
唐澤真弓 東京女子大学ー 日本人における自他の認識
――自己批判バイアスと他者高揚バイアス――
豊田秀樹 早稲田大学 探索的ポジショニング分析
――セマンティック・デファレンシャルデータのための3相多変量解析法――
渋井 進 東京大学 表情のカテゴリー知覚と意味的距離の関係
佐藤隆夫
繁桝算男
山田 寛 日本大学
松田昌史 北海道大学 信頼と協力 ――依存度選択型囚人のジレンマを用いた実験研究――
山岸俊男
苧阪満里子 大阪外国語大学 ワーキングメモリにおけるフォーカス効果
西崎友規子
小森三恵
苧阪直行 京都大学
東山篤規 立命館大学 Perceived distance of targets in convex mirrors
横山芳和
下野孝一 東京商船大学

平成13年

研究奨励賞
沖田庸嵩 札幌学院大学 選択的聴取時の単語に対する意味処理
――再認テストと事象関連脳電位を用いた検討――
治部哲也 関西女子短期大学
渡辺はま 名古屋大学 予定の記憶における時間的特性
川口 潤
北神慎司 京都大学 視覚情報の記銘における言語的符号化の影響
永井淳一 東京大学 負のプライミングは回転文字によって生ずるか
横澤一彦
高野陽太郎
牧野 浩 千葉大学 ハトにおけるカテゴリー学習とプロトタイプ効果
――人の合成顔画像を用いて――
実森正子
廣川空美 関西学院大学 The effects of sex, self gender type, and partner's gender type on interpersonal adjustment during a first encounter:
androgynous and stereotypically sex-typed couples
土肥伊都子 四天王寺国際仏教大学
山田冨美雄 大阪府立看護大学
宮田 洋 関西福祉科学大学
足立浩平 甲子園大学 Nonmetric multidimensional scaling with clustering of subjects

平成12年

研究奨励賞
高橋伸幸 北海道大学 一般交換の自発的形成
――選択的利他行動に関する実験研究――
山岸俊男
林直保子 日本学術振興会
兵頭恵子 甲南女子大学 阪神・淡路大震災による精神的身体的影響に関する調査研究
――女子大学生における地震直後,2か月後,9か月後の状態――
森野礼一 神戸女学院大学
堀内 孝 日本学術振興会 現実自己,理想自己,および,社会的自己における自己関連付け効果
櫻井成美 東京学芸大学 介護肯定感がもつ負担軽減効果
尾関宏文 京都大学 曲線知覚における視覚メカニズム
乾 敏郎
針生悦子 青山学院大学 Controlling the application of the mutual exclusivity assumption in the acquisition of lexical hierarchies
今井むつみ 慶應義塾大学
小笠原春彦 小樽商科大学 Standard errors for procrustes solutions
Franco Purghe University of Trino Figure‐background segregation and the formation of illusory figures

平成11年

研究奨励賞
中谷内一也 静岡県立大学 ゼロリスクの結果の価値に関する研究
佐藤 静 東北大学 コラージュ療法の基礎的研究 --コラージュ制作過程の分析--
森田ひろみ 生命工学工業技術研究所 形と色の統合における局所結合の働き
森田昌彦 筑波大学
齊藤 智 大阪教育大学 Rhythmic information in working memory: effects of concurrent articulation on reproduction of rhythms
石王敦子 追手門学院大学
今在慶一朗 東北大学 Utility and fairness concerns in policy evaluation among Japanese people
大渕憲一
安藤清志 東京女子大学 College students and religious groups in Japan:
How are they influenced and how do they perceive the group members?
土田昭司 関西大学
今井芳昭 流通経済大学
潮村公弘 信州大学
村田光二 一橋大学
源氏田憲一
渡辺浪二 フェリス女学院大学
西田公昭 静岡県立大学

平成10年

研究奨励賞
岡林秀樹 東京都老人総合研究所 配偶者との死別が高齢者の健康に及ぼす影響と社会的支援の緩衝効果
杉澤秀博
矢冨直美
中谷陽明
高梨 薫
深谷太郎
柴田 博
鈴木光太郎 新潟大学 Effectiveness of color in picture recognition memory
高橋利佳
速水敏彦 名古屋大学 Between intrinsic and extrinsic motivation:
Examination of reasons for academic study based on the theory of internalization
Myint Lwin 名古屋大学 The effect of intra- and intergroup leadership on group goal attainment in a north-south gaming
広瀬幸雄
室伏靖子 立命館大学 Numerical matching behavior by a chimpanzee(Pan troglodytes):
Subitizing and analogue magnitude estimation
I.H.Iversen Univ.of North Frorida Model-guided line drawing in the chimpanzee (Pan troglodytes)
松沢哲郎 京都大学
佐藤 明 京都大学 Perception of object unity in a chimpanzee (Pan troglodytes)
金沢 創
藤田和生
友永雅己 京都大学 Precuing the target location in visual searching by a chimpanzee(Pan troglodytes): Effects of precue validity
岩男寿美子 慶応義塾大学 Consistency orientation and models of social behavior:
Is it not time for West to meet East?

平成9年

研究奨励賞
河原純一郎 広島大学 注意捕捉に及ぼす刺激駆動的要因の効果
--静的刺激と動的刺激を含む視覚探索による検討
竹内朋香 日本学術振興会 夢特性評定尺度(DP尺度)の作成と生理指標による妥当性の検討
宮下彰夫 東京都神経科学総合研究所
犬上 牧
佐々木由香 通信総合研究所
安藤満代 九州大学 蝶図形の認知におよぼす特徴の重みと頻度の効果
箱田裕司
八木保樹 立命館大学 Helping behavior following a failure experience
清水隆徳 サントリー株式会社
藤田和生 京都大学 Linear perspective and the Ponzo illusion:
a comparison between rhesus monkeys and humans
竹下秀子 滋賀県立大学 Tool use by chimpanzees (Pan troglodytes) of the Arnhem Zoo community
Jan A.R.A.M. van Hooff Utrecht University
湯沢正通 広島大学 Development of the understanding of character constancy:Expectations of the behavior of friendly and unfriendly peers
原野明子 県立新潟女子短期大学
唐澤 穣 愛知学院大学 Category size and judgments of variability:
The effects of seeing the trees in the forest
Marilynn B. Brewer Ohio State University
松嶋隆二 神戸大学 The dynamic programming matching analysis of handwriting movement in delayed vision
森清善行

平成8年

研究奨励賞
吉川左紀子 追手門学院大学 2種の相貌印象判断と顔の再認記憶
大六一志 東京大学 モーラに対する意識はかな文字の読み習得の必要条件か?

平成7年

研究奨励賞
池田智子 広島大学 英語・日本語単語間の翻訳過程に関する研究
--絵から生じる干渉・促進効果からの検討--
竹内龍人 NTT基礎研究所 Attentional modulation in motion aftereffect
竹内龍人 東京大学
飼原壽夫 大阪樟蔭女子大学 A linkage of chromatic and achromatic cues in neon color effect
高橋成子 京都市立芸術大学
竹本篤史 京都大学
江島義道

平成6年

研究奨励賞
中條和光 福井大学 横スクロ-ル表示の読みの速度に及ぼす文字数の効果
納富一宏 早稲田大学
石田敏郎
山田 寛 川村短期大学 Dimensions of visual information for categorizing facial expressions of emotion
松田稔樹 東京工業大学
渡利千春 JR東日本
末永俊郎 帝京大学
外島 裕 人材開発情報センター Standardization of an integrated aptitude test for system engineers: Intellectual abilities and personality factors
高野陽太郎 東京大学 Recognition of forms rotated in depth: A test of the information type theory

平成5年

研究奨励賞
田中豪一 北海道教育大学 能動的対処作業における交感・副交感神経興奮と心臓血管系反応パタ-ンの関係
唐澤かおり 京都大学 Evaluation-confirmation: The effects of schema organization on attribution and information seeking
日比野治雄 千葉大学 Counterbalancing mechanism of yellow-blue opponent-color system against macular pigment

平成4年

研究奨励賞
蜂屋 真 大阪市立大学 ラットの観察反応に及ぼす刺激呈示時間,要素持続時間及び刺激呈示方法の効果
伊藤正人
井上 毅 京都大学 意味記憶における語彙的表象と音韻的プライミング効果
山内隆久 北九州大学 Types of tasks and attitude change in cooperative situation

平成3年

研究奨励賞
堤 幸一 就実短期大学 2反応自由選択課題における近交系マウスの逃避-回避学習
牧野順四郎 筑波大学
石王敦子 京都大学 線画-単語課題における聴覚-視覚間ストル-プ干渉
吉田 茂 筑波大学 オン・オフ視覚誘発電位の二元過程モデル

平成2年

研究奨励賞
桑原尚史 鹿児島女子大学 社会的文脈における会話処理過程の検討
西田公昭 関西大学
榧野 潤
浦 光博 富山女子短期大学

平成元年

研究奨励賞
小野浩一 駒沢大学 帰納的判断の規定要因の検討 --確信反応閾による行動論的分析--

昭和63年

研究奨励賞
河合優年 名古屋大学 Development of reaching behavior from 9 to 36 months
坂元 章 東京大学 人物表象の印象評定に及ぼす影響
重野 純 北里大学 The auditory tau and kappa effects for voiced stop consonants

昭和62年

研究奨励賞
広瀬弘忠 東京女子大学 The psychological impact of the Tokai Earthquake prediction:
Individual's responses and the mass media's coverage
石田勢津子 名古屋大学 フィ-ドバックを伴う自己評価反応の学習に及ぼす効果
山根一郎 筑波大学 心理的距離と面識度水準の効果にもとづく対人経験の分析

昭和61年

研究奨励賞
近藤文里 滋賀大学 脳血管障害患者の構成活動に関する研究
釘原直樹 九州工業大学 危機状況からの脱出行動における同調性と固着性に関する実験的研究
奥田秀宇 中京大学 報酬分配における利己主義と対人魅力

昭和60年

研究奨励賞
坂西友秀 埼玉大学 観察者の帰属作用に影響する先行経験及び視点要因の検討
石毛明子 東京大学 カテゴリ-群化における典型性効果
箱田裕司 千葉大学
益田良子 筑波大学 Effects of caudate lesions on radial arm maze behavior in rats
岩崎庸男