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認定心理士の会九州・沖縄支部公開講座 九州心理学会 第85回大会公開講座
2024年12月21日(土)13:15―14:45(12:30開場)
九州心理学会は,新型コロナ禍の影響で,2020年度の鹿児島大会以降,研究発表をWEB上で実施し(2023年度の大分大会は,現地とZoomによるハイブリッド開催),公開講座やシンポジウムなどは控えてきました。新型コロナ感染症による行動制限もほとんどなくなり,コロナ前の通常の生活様式に戻りつつある今,九州心理学会第85回大会は,多くの方々が参加しやすいように,対面による研究発表の場を考え,福岡市の西南学院大学で開催いたします(福岡県立大学,西南学院大学,九州大学の3大学で共同開催)。日本心理学会認定心理士の会 九州・沖縄支部との共催で,3人の新進気鋭の研究者による興味深い公開講座をご用意いたしましたので,ふるってご参加いただければ幸いです。九州心理学会第85回大会 大会長 福田恭介(福岡県立大学/東筑紫短期大学)
講座A:マインドフルネスという古くて新しい心の在り方:やわらかく,強く,やさしい在り方
講師:小山 憲一郎先生(福岡県立大学 人間社会学部 准教授)専門は臨床心理学・認知行動療法。主な研究テーマは、ストレス関連疾患における認知行動療法の研究、不安の受容を促す心理療法の作用機序に関する実証研究。
マインドフルネスとは,「こうあるべきだ」「こうでなければならない」といった価値観にとらわれることなく,今,この瞬間に起きている目の前のこと(感情や思考,身体感覚など)に注意を向けることだとされています。これにより,不安やストレスが低減することが示されています。小山先生は,これまでマインドフルネスによるストレスマネージメントに関する研究を行っておられ,福岡県立大学で行われているペアレントトレーニングでは参加する保護者にも適用されています。ここでは,ストレス関連疾患(肥満症など)のマインドフルネスについて語っていただきます。
講座B:災害時の心理的支援
講師:野村 れいか先生(九州大学 人間環境学研究院 講師)
専門は臨床心理学。主な研究テーマは、災害時の心理支援に関する研究、医療現場における心理臨床に関する研究。
野村先生は,これまで多職種・他機関と連携しながら,保健福祉センターや精神科病院で親子の育ちを見守り,サポートすることに携わってこられています。また,災害支援や性暴力被害者への支援等,緊急支援にも関わっておられます。野村先生は,これまで関わってこられた方々から「人間ってすごい」ということを教えてもらったとおっしゃっています。これまで,コロナ禍,地震,大雨洪水などさまざまな災害に多くの人々が巻き込まれました。そのような人たちへどのような心理的支援が可能なのでしょうか。ここでは,災害時の心理的支援について語っていただきます。
講座C:気楽に高めよう再現性
講師:山田 祐樹先生(九州大学基幹教育院 准教授)
専門は認知心理学。主な研究テーマは、注意,時空間知覚,感情,身体性。
山田先生は,これまでヒトから動物まで多くの心理学実験に取り組んでおられます。心理学実験における再現性とは,別の研究者が同じ方法,同じ条件で同じ実験を行った場合,同じ結果が得られることを意味します。心理学では,過去の研究知見が再現されないという問題(再現性の危機)が指摘されています。これでは,先行研究で確認された事実に基づいて論文を書いても,先行研究に再現性がなければ自ら取り組もうとしている研究自体が崩れてしまうことになりかねません。再現性を高めるにはどうすればよいのでしょうか。ここでは,再現性を高めるための方法や考えを語っていただきます。
定員:各講座40名程度
- ※事前申し込み制です
※どなたでもご参加いただけます。
※参加費:無料
※3つの講座は同時に開催されます。講座A~Cのどれか1つにご参加いただけます(各講座:定員40名程度)。
九州心理学会大会WEBサイト にてご案内をしております。下記の九州心理学会大会の申し込みサイトより該当の「イベント名」と「開催日」をご確認の上,必要事項を入力してお申し込みください。講座は同時開催です。どれか1つにご参加いただけます。講座名をご確認の上,お申込みください。
お申し込みはコチラ2024年12月16日(月)
公益社団法人日本心理学会 認定心理士の会
e-mail:jpa-ninnokai-event@psych.or.jp
公益社団法人日本心理学会 認定心理士の会 九州・沖縄支部
九州心理学会第85回大会