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日本心理学会とは

「日中韓三カ国シンポジウム2026」に向けた研究計画の募集

「日中韓三カ国シンポジウム2026」に向けた研究計画を募集します。

 

このシンポジウムは,日本心理学会・中国心理学会・韓国心理学会の共催イベントであり,毎年,各国持ち回りで開催されます※。三カ国から新進気鋭の心理学者が集い,各国に共通するテーマ・関心事について研究発表や意見交換を行うことを通じて,国際共同研究への発展を目指します。

※ 2025年度のシンポジウムは中国心理学会(CPS)主催。近日中に,発表者の募集情報が公開されます。

 

2026年度の三カ国シンポジウムは,韓国心理学会(KPA)が主催します。今回,新たな試みとして,「研究計画」を募集し,研究資金を助成します。応募のなかから選出された研究者/研究チームは,KPAによる資金助成のもとで研究を実施し,その成果を三カ国シンポジウム(2026年8月予定の韓国心理学会大会中に開催)で発表します。

 

■募集概要

Unity in Diversity(多様性のなかの一体性)に焦点を当てた研究計画を募集します。 下記のように幅広い心理学領域からのテーマ設定が可能ですので,奮ってご応募ください。

<研究領域とテーマの例>

  • - 社会・文化心理学:各国の人々は多様性と一体性をどのようにとらえているのか。
  • - パーソナリティ心理学:多様性と一体性の関係についての理解とパーソナリティは関連するか。また,文化間の差異はあるか。
  • - 認知心理学:認知プロセスは,多様な個人/集団/構成要素についての一体性の認知にどのような影響を与えるか。個人は多様性をどのように理解し,どのような文脈で一体性を認識するのか。
  • - 発達心理学:多様性と一体性という概念の理解は,年齢とともにどのように発達するか。そのような理解は,子どもの認知能力や社会的行動にどのような影響を与えるのか。
  • - 臨床心理学:多様性と一体性を調和的に促進するために,どのような介入プログラムが効果的か。社会的排斥の経験はメンタルヘルスにどのような影響を与えるか。
  • - 産業・組織心理学:多様性のある職場における一体性の認識は,チームメンバーの仕事満足度やパフォーマンスとどのように関係するか。リーダーは多様性の重要性を認識しながら,どのように一体感を高めることができるか。

 

■審査および採択後の要件

日本・中国・韓国の各国につき1つの研究計画が採択されます。なお,審査は各国の心理学会が行います。

計画が採択された研究者/研究チームには,研究の開始時と終了時に$1,000ずつ,あわせて$2,000 (USD)が支給されます。また,以下(a) (b) (c)の3点が求められます。

  • (a) 国際比較データの収集:日本・韓国・中国のうち2カ国以上からデータ収集すること。
  • (b) シンポジウムでの成果発表: 2026年度の日中韓三カ国シンポジウム(2026年8月に韓国で開催予定)において研究成果を発表すること。なお,発表者(各チームから1名)に韓国心理学会(KPA)から宿泊先と謝金(交通費を含む)が提供されます。
  • (c) 研究報告書の提出:研究開始時の助成金受領から10カ月以内に,研究の進捗状況に関する簡単な報告書(1~2ページ)を提出すること。

 

■応募資格

博士号取得者であること。

※個人/チームのいずれでも応募が可能です。チームの場合,複数国からの出身者を含む必要はありません。

 

■応募方法

2025年3月31日(月)23:59までに下記2点をメールに添付してJPA事務局(jpa@psych.or.jp)までご提出ください。このとき,メール本文に応募代表者の氏名・所属・会員番号を書き添えてください。

  • - 研究計画書:(a)目的,(b)背景,(c)研究の重要性と意義,(d)研究方法とデータ分析計画,(e)予算計画を,3~5ページ程度にまとめたもの。書式自由。PDFとして保存。
  • - Application Form:以下のWordファイルに記入のうえPDFとして保存。
  • Application Form for 2026 Tri-national Symposium.docx

 

■募集の詳細情報

本件の募集についての詳細は,以下のCall for Proposalをご覧ください。

Call for Proposals for 2026 Tri-national Symposium.pdf