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心理学研究 第97巻 第6号(2027年2月)

種類 原著論文 [方法・開発]
タイトル 日本語版パートナーからの応答性知覚・非応答性知覚尺度の作成と信頼性・妥当性の検討
著者 谷 千聖・ 小國 龍治・下司 忠大・樋口 穂乃佳・三田村 仰
要約 パートナーからの応答性知覚とは,パートナーからの理解・承認・思いやりを感じられることを意味し,良好なカップル・夫婦関係を築くうえで核となる要素である。本研究の目的は日本語版パートナーからの応答性知覚・非応答性知覚尺度 (PRIS-J) を作成し,信頼性と妥当性を検証することであった。配偶者を有する者および未婚かつ交際相手を有する者からデータを収集した。確認的因子分析の結果,PRIS-Jは原版と同様の2因子構造を有することが示唆された。PRIS-Jは十分な内的整合性および再検査信頼性を示した。PRIS-Jとその妥当性指標となる変数との関連から,十分な構成概念妥当性を有することが示された。PRIS-Jはパートナーからの反応に対してカップル満足度や親密性を超えた説明力を持つことから,増分妥当性が示された。本研究の結果より,PRIS-Jは十分な信頼性と妥当性を有することが示された。
キーワード パートナーからの応答性知覚,パートナーからの非応答性知覚,カップル・夫婦,尺度開発,応答性知覚・非応答性知覚尺度
個別URL https://psych.or.jp/publication/journal97-6#25905
種類 原著論文 [方法・開発]
タイトル Relational Abilities Index 日本語版の開発と再現研究
著者 朝倉 智大・ 佐藤 寛
要約 本研究は,関係フレーム理論に基づく関係反応を評価する課題であるRelational Abilities Index (RAI) の日本語版を開発し,Colbert et al. (2017) の知見について日本の大学生を対象に再現を試み,その妥当化の初期的証拠を提示することを目的として実施された。順翻訳と逆翻訳を通して開発されたRAI日本語版は,事前登録された仮説のもと,36名の日本人大学生を対象に実施された。67項目版と128項目版のRAIはいずれも点推定で許容可能なクロンバックのα係数と再検査信頼性を示した。妥当性に関しては,両方のRAIでWAIS-IVの全尺度IQスコアと有意な正の相関,Japanese Adult Reading Testの誤答数と有意な負の相関,およびRey Auditory Verbal Learning Testの合計正答数と有意な正の相関を示した。Trail Making Test B-Aは有意ではないが負の相関を示し,Cognitive Failures Questionnaireとの有意な相関が認められなかった。これらの結果は事前登録された仮説と概ね整合し,Colbert et al. (2017) の知見を部分的に再現したものと考えられる。しかしながら,サンプルサイズが小さいことによる推定精度の観点からは慎重な解釈が必要であるため,今後更なる検証が求められる。
キーワード 関係フレーム理論,関係反応,知能指数,再現研究,事前登録
個別URL https://psych.or.jp/publication/journal97-6#25030