若手の会から
問いを立てる力
9月の大会にて,若手の会主催の企画にご参加・ご協力いただいた皆様,大変有難うございました。
本年私は,学部生・高校生プレゼンコンテストの企画・運営を主導しました。今回は趣向を変え,実施した研究について発表してもらうのではなく,今の社会においてフォーカスを当てるべきだと思う課題は何かを見つけ,学生個人がそのテーマに関心を持ったきっかけは何か,なぜそれが重要な課題・問いであると考えるのか,既に知見が蓄積されているのはどこまでで,どこからが未解決なのか,短い動画にまとめてもらうこととしました。
企画内容を改めた理由としては,この年代において身につけるべきは,研究実施能力よりもまずは自ら問いを立てる力だと考えたためです。また,研究実施までは課さず,問いを立てることを課すことで,より機会均等性を保てたらという思いもありました(ただ自分の地元などでは今も,学生が研究者を身近にみることはおろか,自分の足だけで図書館に行くのも難しいです……)。加えて,実施可能性について色々考えてしまうようになる前ならではの,鋭い視点を持った問題提起を社会に対してしてくれるのではないかとも期待しました。
若手の会の企画を練ったり自身のキャリアについて考えたりする中で,後の世代の育成について自分ができることを考えるのは,どうしようもない社会の流れに多少でも抗えているような気がしてとてもやりがいを感じています。
最後に,上記企画は学生らの立てた問いに対してインタビューを引き受けてくださる専門家を募集しています。企画情報の拡散だけでも結構ですので,皆様のお力をお借りできますと幸いです。
(若手の会幹事 川上澄香)
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