日本心理学会は，心理学の発展を目指した各国間の国際的な協力や，会員のグローバルな活躍を支援することを目的とした各種の活動を行っています。さまざまな国の心理学者の間でアイデアや情報を交換すること，特に学生や若手研究者の国際交流を促進すること，また国際的な場における研究発表を通じて心理学の発展に貢献することを目指しています。また，世界における共通の問題について取り組むために，国内外の各組織と協力しています。

 

• 日中韓三カ国シンポジウム（Tri-National Symposium）

  日・中・韓における心理学のさらなる発展を目指して，各国間の協力を促進するべく，日本心理学会・中国心理学会・韓国心理学会の連携による三カ国シンポジウムを毎年開催しています。三カ国から新進気鋭の心理学者が集い，各国に共通するテーマ・関心事について研究発表や意見交換をおこないます。
  ※「日中韓三カ国シンポジウム2024」シンポジスト募集（締切2024年1月21日）

• ICP2016記念事業企画

  2016年に横浜で開催されたInternational Congress of Psychology（ICP）で，次世代研究者向けの「Emerging Psychologists’ Program」が好評を博しました。この実績を踏まえ，ICP2016の記念事業として，若手研究者の国内外交流を促進し，グローバルな視野での研究とキャリア構築をサポートする活動を実施しています。

•  日本心理学会「留学生ネットワーク」

  日本心理学会は，心理学を専攻とする留学生およびその関係者をさまざまな形でサポートを提供することを目的に，各種メディアおよび年次大会でのシンポジウムなどを通して，留学生同士の交流だけでなく，留学後に日本や母国で活動している方々，留学生を指導している教員など，多くの方々の交流を積極的に促進しています。
  日本心理学会「留学生ネットワーク」へのお誘い

• グローバルネットワーク拡充

  日本心理学会は，世界各国の心理学会と相互交流に関するMOU(覚書：Memorandum of Understanding)を結んでおり，これらのグローバルネットワークを拡張・充実させていくために，シンポジウムの開催や国際共同研究の奨励・促進企画などを実施しています。

国際心理科学連合

日本心理学会は，国際心理科学連合（International Union of Psychological Science: IUPsyS）に，日本を代表する学会として加盟しています。国際⼼理科学連合は93か国の代表団体から構成されており，19の国際組織とも提携しています（2023年12⽉現在）。国際⼼理科学連合は，4年に1回開催される国際⼼理学会議（International Congresses of Psychology）を主催するなど，⼼理学の国際的発展と⼼理学者間の国際交流を⽬的とした活動を⾏っています。

⽇本⼼理学会は，1951年の第13回国際⼼理学会議の際に国際⼼理科学連合（International Union of Psychological Science）に加盟が認められました。1972年には第20回国際⼼理学会議を東京で開催し，1990年には第22回国際応⽤⼼理学会議を京都で開催，2016年には第31回国際⼼理学会議を開催しました。いずれも⼤成功であり，国際⼼理科学連合の理事にも選出されています。

MOU締結学会

⽇本⼼理学会は，1999年に中国⼼理学会と相互交流に関するMOU(覚書︓Memorandum of Understanding)を結び，その後各国⼼理学会と積極的に交流を重ね，現在では以下の学会とMOUを締結しています。

 第63回台湾心理学会

台湾心理学会との協力協定により，日本心理学会会員の方は，台湾心理学会会員と同等の資格で台湾心理学会の年次大会に参加し，ポスター発表，口頭発表を行うことができます。

詳細は「第63回台湾心理学会」のページをご覧ください。

 

国際賞

国際交流活動に関する助成

国際交流活動に関する委員会

第31回国際心理学会議(ICP2016)

・2016年7月24日―29日に，第31回国際心理学会議（ICP2016）を横浜で開催しました。

 

• 報告書

  詳細はこちらをご参照ください。

• 受賞

  平成29年度日本政府観光局(JNTO)「国際会議誘致・開催貢献賞」を受賞しました。

• Proceedings の購入

  Wiley より，ICP2016 の Proceedings が販売されております。詳細はこちらをご参照ください。