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認定心理士の会 公開シンポジウム「現代にこそ大事な学びとはー教育心理学の観点からー」
2024年9月28日(土) 13:00―16:00(12:50開場)
ZOOMオンライン会場
学校では、時代に合わせた学び方があります。例えば,コロナ禍以降はICT教育が普及し,以前とは学びの道具や学びの方法が大きく変わりました。ですが,道具や方法が変わったとしても,学校で学ぶのは“人”であることは変わりません。“学ぶ人” の “心” 次第で,その人の学びは変わってくるでしょう。では,学びにとって大事な心の持ち方は,時代とともに変わるものなのでしょうか。それとも,変わらないものでしょうか。3名の専門家とともに考えていきたいと思います。
13:05―13:50 生田 淳一先生(福岡教育大学)
「自ら問うことの価値」
個別最適な学びと協働的な学びの一体的な充実の実現に向けて,学校での学びはアップデートしている。その中で「自ら学ぶ力」を育むことの大切さについて考えさせられることも多い。ここでは,学びの変化の中での学習者の主体的な学びを支える「自ら問うこと(自己発問)」の価値について再考したい。本発表では,特に学校の授業場面に焦点をあて,自ら問うことを中心にした学びの可能性と限界について検討する。その上で,問う力の育成について提案したい。
14:00―14:45 野上 俊一先生(中村学園大学)
「知りたい気持ち」
テストの問題の正解が知りたい,明日の天気が知りたい,話の続きが知りたい,友だちの気持ちが知りたい,など,「知りたい」気持ちは学校場面や日常生活場面で頻繁に生じています。この「知りたい」気持ちについての心理学研究を概観し,特に「知らないから知りたい」と「知っているからもっと知りたい」の2つのプロセスの共通する部分と異なる部分に注目し,主体的な学びについて考えたいと思います。
14:55―15:40 尾之上 高哉先生(宮崎大学)
「学習内容の定着を図るために」
学習内容の定着は,教育で目指される目標の1つである。定着を促進する方法の1つに,「練習して」定着させる,という方法がある。これまでの研究では,その練習の仕方を,ブロック練習と交互練習という観点から捉える枠組みがある。両者の違いは,一見,取るに足らないようにも見えるが,これまでの研究を見る限り,練習の効果に大きな違いが生じる可能性もある。そこで本発表では,これまでの研究をもとに,まずブロック練習と交互練習の違いを整理し,その上で,それぞれの利点と弱点,及び弱点への向き合い方を整理する。
15:55―16:00 閉会挨拶
定員1000名※入退出自由(事前申込制・先着順)
- ※Zoom Video Conferenceにアクセスすることでご参加いただけます。
※録画・録音はご遠慮ください。
※インターネットに接続しているパソコン,タブレット,スマートフォンが必要です。
※通信料は参加者負担となります。
下記の「お申し込みはコチラ」からアクセスし,該当の「イベント名」と「開催日」をご確認の上,必要事項を入力してお申込みください。
お申し込みはコチラ2024年9月24日(火)
公益社団法人 日本心理学会 認定心理士の会
Tel: 03-3814-3962
e-mail: jpa-ninnokai-event@psych.or.jp
三上 聡美(中村学園大学)