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中国四国心理学会第81回大会公開シンポジウム日本心理学会認定心理士の会共催エビデンスに基づいた学校教育 支援の在り方について考える
2025年11月8日(土)15:30―17:30
広島修道大学3号館 3101教室
〒731-3195 広島市安佐南区大塚東1-1-1
https://www.shudo-u.ac.jp/access.html
エビデンスに基づいた学校教育支援とは、教育現場の「経験と勘」に依存するのではなく,「実証された」
方法を活用して教育の質を向上させるアプローチです。
しかしながら,現場の教員はその多忙さから「実証研
究」に目を向ける時間を確保することが難しく,また,
研究者の側でも実践現場の文脈を理解し,継続的な支援
を提供する時間的余裕が限られています。本シンポジウ
ムは,いじめや不登校,教師のメンタルヘルスなど,学
校現場が直面する具体的な課題を取り上げ,「実証」と
「実践」をつなぐための課題とその解決に向けた糸口を
探ることを目的とします。
濵田 真司(廿日市市教育委員会)
児童生徒を取り巻く環境の変化や,保護者による子育て・教育に対する多様な考え方の影響などにより,いじめ,暴力行為,不登校,虐待,自死ほのめかし,自傷行為など,生徒指導に関わるさまざまな問題が深刻化し,対応が困難となる事案が増加している。こうした状況の中,教育現場ではこれらの問題の未然防止や早期対応に継続的に取り組んでいる。こうした教育現場での取組を具体的に紹介するとともに,今後の生徒指導の在り方について検討する。
西野 泰代(広島修道大学教授)
いじめに起因するとみられる自死など重大事態の発生件数は増加の一途をたどっており(文部科学省,2024),いじめの重篤化を抑止する取り組みは学校現場における喫緊の課題だといえよう。本シンポジウムでは,「いじめの負の連鎖」を取り上げるとともに,「いじめはよくないと知りながら,子どもたちはいじめを目撃した際になぜ傍観するのか」という問いについて解明すべく,いじめ生起のメカニズムを実証的に検討する。
義田 俊之(広島修道大学教授)
令和5年度の調査によれば,不登校児童生徒数は約41万5千人と過去最多を更新し,前年度から約5万5千人増加した(文部科学省,2024)。本シンポジウムでは,この喫緊の課題に対し,「心理学が不登校の理解と支援にどのように貢献するか?」という問いを掲げ,エビデンスに基づき,小中高の校種と性別の観点から,まず不登校に関わる要因を,次に有効な支援策の知見を整理する。これらを通じて,地域における実践への示唆を得る。
井川 純一(東北学院大学教授)
教員のメンタルヘルス不調による療養者は数年間で増加傾向にあり,休職率は民間企業と比較しても高く,生徒を支援する教員自身のサポートも重要な時代となっている。本シンポジウムでは,うつ,バーンアウト,リアリティショックといった教員のメンタルヘルスに関する代表的なトピックを取り上げるとともに,発表者がSSWの現場で体験した教員独自のストレス要因,周囲のサポートの重要性などについて話題提供する。
指定討論:吉良 悠吾(久留米大学准教授)
司会・進行:森平 准次(広島修道大学教授)
定員300名
- ※事前申し込み不要です。
- ※会場にお越しください。
中国四国心理学会のホームページ にてご案内をしております。下記の中国四国心理学会のサイトより詳細をご確認ください。
詳細はコチラ中国四国心理学会第81回大会事務局 古満 伊里
e-mail:ifurumit@shudo-u.ac.jp
企画:中国四国心理学会・中国四国心理学会第81回大会
共催:公益社団法人日本心理学会 認定心理士の会 中国・四国支部