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認定心理士の方

2023年 第4回社会連携セクション 募集要項

※活動報告の要旨例を追加しました(2023年4月13日)

1.概要

対面でのポスター発表により実施します。発表者は最大20名となります。応募者多数の場合は,エントリー内容の審査結果により判断いたします。

2.資格

以下のすべての条件を満たすこと


  1. 1.認定心理士の資格を有していること
  2. 2.原則,日本心理学会の会員ではないこと
  3. 3.所定の期限(早期割引適用期限)までに日本心理学会大会参加費を納入していること
  4. 4.過去,社会連携セクションでの発表経験がないこと

注意

  • ・複数人の連名による発表や組織名での場合は,少なくとも主発表者が上記の条件を満たしていることを条件とします。
  • ・なお,他のポスター発表やシンポジウムに主発表者としてエントリーされる場合は,本セクションにエントリーすることはできません。

3.発表内容

テーマは「認定心理士として社会で実践していること,日々の中で考えていること・実践していること」です。具体的には,下記のような内容を想定しています。


  • ・日常の仕事や地域社会の中で行っている活動
  • ・認定心理士の会の各支部会などで実践したいこと
  • ・これから行ってみたい研究計画
  • ・研究者に議論を積極的に投げかけるような発表

実験や調査で収集したデータに基づく研究発表でなくても,問題ありません。
なお,下記のような内容は認められません。


  • ・営利目的の発表 (個人または所属機関などの宣伝など)
  • ・政治的活動や宗教活動に相当する発表
  • ・その他,日本心理学会年次大会の場で発表するに相応しくない内容

4.発表エントリーから発表までの流れ

1.発表エントリー受付期間 2023年4月1日(土)~2023年5月16日(火)17時 5月23日(火)17時(延長しました)
2.審査 発表要旨に基づいて,発表の可否を審査(~5月末)
3.結果通知 発表の可否を通知(6月上旬)
(主発表者は6月30日(金)17時までに,参加費支払いを済ませる)
4.ポスター事前提出 ~2023年7月上旬
  • ・発表内容のポスター(パワーポイント等)のファイルを提出
5.ポスター内容事前審査 提出されたポスターの発表内容を審査(~7月中旬)
6.結果通知 ポスター内容事前審査結果の通知(7月下旬頃)
7.最終版ポスターの提出締切 ~2023年9月上旬
  • ・ポスター内容事前審査結果をもとに,作成したポスターを修正し,再度提出
8.印刷・発表準備 発表者各自で,ポスターの印刷・発表準備
9.発表実施 2023年9月16日午後(お昼過ぎ)頃(予定)神戸国際会議場・神戸国際展示場3号館現地にて,ポスター発表実施
  • ・発表要件は,a.会場でのポスター発表,およびb.デジタルポスターの掲載の2点です。
  • ・ただし,第87回大会の開催形態が変更となった場合には,それに準じた形態での開催となります。

*具体的なスケジュールは,随時お知らせします。

5.発表エントリー

※5月23日(火)17時にエントリーの受付を終了しました。



  • ・主発表者氏名 (団体名義での発表の場合は,発表者氏名)
  • ・主発表者所属
  • ・認定心理士登録番号
  • ・メールアドレス
  • ・連名発表者氏名
  • ・連名発表者所属
  • ・発表タイトル
  • ・発表要旨 (500文字以上1000文字以内)※
  • ・発表種別(活動報告,研究発表,研究計画発表,その他( ))

発表に当たっての注意

・発表要旨は,発表内容がわかるように可能な範囲で具体的に書いてください。たとえば,職場での活動を報告される場合は,対象とする方の属性(例:小学生,高齢者),活動の具体的内容(例:〇〇や△△などの学習相談)などがわかるように記載してください。

・作成にあたっては,参考までに活動報告の要旨例をご覧ください。

・所属先での活動を発表される場合には,事前に所属先の許可を得てください。

・日本心理学会第87回大会論文集には,発表のタイトルと発表者(所属)名のみが掲載される予定です。


[参考]過去の社会連携セクション

第1回:https://www.jstage.jst.go.jp/article/pacjpa/83/0/83_JPAS-006/_pdf/-char/ja

第2回:https://www.jstage.jst.go.jp/article/pacjpa/85/0/85_JPAS-010/_pdf/-char/ja

6.参加費

・主発表者は,第87回大会の大会参加費をお支払いください。本「社会連携セクション」へのエントリーとは別に,第87回大会ホームページから参加申し込み手続きを行ってください。

・連名発表者が第87回大会に参加(オンデマンドコンテンツを視聴する,現地で参加する等)する場合には,参加費の支払いが必要となります。


助成制度

主発表者の参加費の一部を助成します。a. 認定心理士の資格を有し,かつb. 社会連携セクションでの主発表のみエントリーしている方が,助成の対象となります。助成制度を利用した場合,最終的に参加費の自己負担額は3,000円となります。

主発表者が,他の発表 (一般研究発表,公募シンポジウム,チュートリアル・ワークショップ) で主発表者としてエントリーしている場合や,過去に助成を受けている場合は,助成制度は適用されません。また,社会連携セクションの連名発表者には,助成制度は適用されません。


【助成の手続き】

*発表が決定した方には「参加費助成申請書」をお送りします

  • ⅰ.第87回大会の大会参加費を早期申込期限までに支払う
  • ⅱ.記入した「参加費助成申請書」と大会参加費の領収書を送付
  • ⅲ.大会終了後,日本心理学会事務局から申請者に,大会参加費と助成価格の差額分が返金される

リファンドポリシー

  • ・第87回大会および関連行事への参加にあたり,納入された諸費用は返却できません。
  • ・ただし,社会連携セクションに申込を行った発表が採択されず,かつ大会参加をやめる場合に限り,お支払いいただいた費用を返金いたします。

【問い合わせ先】社会連携セクション実行委員会 (jpa.scs@psych.or.jp)

※活動報告の要旨例

要旨例1
発表タイトル:〇〇相談員としての継続的な心理支援

【発表要旨】

筆者は,A県B市のC中学校で〇〇相談員として勤務している。〇〇相談員は,B市の教育委員会から派遣される非常勤公務員であり,週に5日,8時から17時までB市内の各学校に配属される。筆者は,教師とは異なる立場を生かして,児童生徒の日々の様子の変化をとらえながら支援するように努めている。通常,月に数回程度派遣されるスクールカウンセラーよりも,児童生徒の継続的な理解や支援および関係作りができるという利点もある。また,学校の先生方から認定心理士としての意見を求められ、心理学的観点からの意見もさせていただいている。

〇〇相談員という立場を活かすために,児童生徒と一緒に登下校したり、休み時間に一緒に遊ぶ・活動するなど,日常の学校生活の中で生徒と関係を作ることを,心がけている。たとえば,休み時間に一緒に本を読む,放課後に一緒に花壇に花を植えるなど,同じ体験を共有する時間を設けている。そうすると,一緒に過ごす中で打ち解けた児童生徒のほうから悩みを打ち明けてくれることが多い。これは,教師やスクールカウンセラーという立場ではないからこその距離感だと感じる。児童生徒に対し、傾聴して話を聞くカウンセリング技法など意識しながら,じっくりと信頼関係を築いていくと、生徒も心を開いて信頼感を持って話をしてくれる。そのような児童生徒が変わる姿を見て,学校内に認定心理士の資格を持つ〇〇相談員がいることの存在意義を感じている。本発表では,学校内で〇〇相談員が行っている心理支援を伝えていきたい。


要旨例2
発表タイトル:〇〇クラブにおける補助教材を用いた指導の実践

【発表要旨】

筆者が所属するNPO法人□□は,A県B市で「〇〇児童クラブ」を運営している。ここでは,在住する子どもの支援や実践を行っている。〇〇児童クラブは,地域に在住する子どもが放課後の時間帯に自由に利用できる施設である。保育士や認定心理士などの資格を持ったスタッフが常駐している。ドッジボールやなわとび,鬼ごっこ,パズルや読書など,子ども達は自由に遊ぶことができる。また,学校で出された宿題を,クラブで行うこともできる。スタッフは,子ども達と一緒に遊んだり,子ども同士のトラブルを解消したり,子どもに勉強を教えるなどの支援を行っている。筆者は,特に勉強が苦手な子どもへの支援に力をいれている。耳から聞いた指示が伝わりにくい子どもに対して,視覚的に理解できるようなプリントや教材,補助物品を用いて,できるだけ自分の力で宿題ができるように支援している。これにより,子どもは工夫をすれば自分の力でも勉強ができるという自信を少しずつ積み重ねているように思える。本発表では,筆者がクラブで勉強が苦手な児童生徒に行っている心理支援を報告する。


〇その他、要旨作成にあたる注意事項

  • ・文体は「ですます」調ではなく「である」調にしてください。
  • ・文末の述語の省略、体言止めは避けてください。(例:認定心理士の役割。それは〇〇だ。)
  • ・箇条書きは使わないでください。
  • ・可能な範囲で、「認定心理士を持つ皆様が当該活動をしていることの強み(別の資格ではなく、「認定心理士」がこの実践活動に携わることで、どのようなよい側面があるのか等)」にも言及してください。