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行事案内

第39回感情と情動の研究会

向春の候,益々ご健勝のこととお慶び申し上げます。
第39回感情と情動の研究会を下記の要領で開催いたします。お誘い合わせのうえ多数の方のご参加をお待ち申し上げます。

―記―

 

開催日時:2022年3月23日(水) 13:00-16:00 (予定)

開催方法:Zoomによるオンライン開催

参加方法:下記のフォームより,ご参加登録をお願いいたします。開催日までにZoomリンクをお送りいたします。※すでに本研究会からのメールを受信されている方は,事前申し込みはご不要です。開催日までにZoomのリンクをお送りいたします。

参加登録フォーム:https://forms.office.com/r/NGeJYbRb4D

登録締め切り:3月21日(月)

参加費:無料

 

<発表演題>
13:05 - 14:20
感情測定指標としての絵文字😁の応用可能性
沓澤 岳 氏(産業技術総合研究所 人間拡張研究センター)

日常生活中で常用される“絵文字😁”は,近年心理学の研究などで,感情を測定する指標として利用され始めている。しかし,これまでは,1)感情の強さ(覚醒度)の観点を含めて分析されていないこと,2)少数の絵文字でしか検討されていない🤔。そこで,これらの点を解決するための調査研究を実施した。本発表では,この調査の結果を報告し,絵文字が新たな感情測定指標となりうる可能性やその応用性について述べる🤩。

 

14:30 - 15:45
「記憶に刻み込まれる悲しみ―連合記憶パラダムを用いた予備的検討―」
白井 真理子 氏(信州大学 人文学部)

喪失や失敗に伴う悲しみは,記憶に定着し持続する。悲しみを効果的に解消するためには,悲しみが既存の記憶に与える影響を詳細に明らかにする必要がある。そこで,悲しみ感情が既存の連合記憶の維持に及ぼす影響を経時的に検討する予備実験を行った。悲しみが連合記憶に干渉することにより,既存の記憶対象に対する再生率が低下すると予測した。結果,悲しみによって既存の連合記憶は再生率が低下し,悲しみ関連記憶は再生率が維持される傾向を示した。

 

主催:鈴木 直人(同志社大学心理学部名誉教授)

連絡先:藤村 友美(同志社大学心理学部)e-mail: tfujimur@mail.doshisha.ac.jp