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認定心理士の会から

ここでも活きてる認定心理士

私は普段大学教員として,心理職を目指す学生の養成に携わっています。養成カリキュラムのなかでは,学内での講義や演習を通した知識や技能の習得に加えて,実際の臨床現場で実習をおこないます。そのため,実習を受け入れてくださる施設を訪問し,実習生の様子をお聞きすることもあります。

さて,ごあいさつにうかがう施設のスタッフの方から名刺をいただくときに,名刺の資格の欄に,「認定心理士」を書いておられることが実は少なくありません。もちろん,認定心理士は心理学の学力と技能を認定する基礎資格であり,職能に関する資格ではありません(別途業務に関連する資格をお持ちのことも多いです)。それでも,「こんなところで認定心理士を取得された方の活躍が!」と個人的にうれしく思っています。大学で心理学を学ぶなかで身につけられた基礎知識に加えて,認定心理士の会の企画での学びなどが,業務のなかでも活かされる局面が多くあるのではないかと想像します。

社会のなかでは,ほかの場所でも認定心理士の方のさまざまな取り組みがなされていることと思います。これに関連して,認定心理士の会では,「社会連携セクション」という企画を例年学会大会時に実施しています。この企画のなかでは「認定心理士として社会で実践していること」を認定心理士の方が発表されます。過去2回の開催のなかでは,臨床現場での取り組みはもちろん,ビジネスや教育にまつわる実践など,さまざまな発表がなされていたようです。今年度の企画ではどんな取り組みが発表されるのでしょうか?今から楽しみにしています。開催時にはぜひ皆様も足をお運びください。

(認定心理士の会運営委員会委員 前田駿太)

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