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若手の会から
異分野間恊働懇話会2022の企画から開催までのプロセス
2022年3月に異分野間恊働懇話会が開催されました。この懇話会は,若手間の交流を促進し,新たな研究や実践のあり方について議論を深めることを目的にした企画です。今まで,若手の会が主催しているイベントの開催の概要や報告などは目にすることが多かったと思いますので,こちらの欄をかりまして,イベントの企画から開催までのプロセスを少し紹介させていただきたいと思います。
まず,懇話会の目的の確認とそれを達成するためにどのような方法があるのか知恵を絞ることからはじまりました。今年の懇話会も新型コロナウイルス感染症の流行に配慮し,オンライン形式での開催となりましたが,どのようなオンラインツールを用いると,より活発な意見交換ができ,参加しやすさが向上するのか新しいアイデアを持ち寄りました。今回は,費用面やツールの知名度も考慮し,バーチャルオフィス空間(Gather)を用意しました。その空間の中では,バーチャル会議場で発表するブースが割り当てられ,参加者がブース間を自由に行き来できます。実際に参加したところ,オンライン上でも他の参加者と交流しやすく議論を深めやすかったのではないかと感じています。
さらに,この度,若手の会では,オンライン上でもコミュニケーションを活発にし,業務の効率化をはかるため新しくビジネス用のメッセージングアプリ(Slack)を導入しました。実は,私はこの懇話会の担当幹事ではなかったのですが,このアプリの活用により,活発に意見が交わされながら企画ができていく様子をみることができました。このように,若手の会は心理学に関する研究や実践に取り組んでいる若手のアイデアに触れ,直に刺激を感じることができる,他にはないとても興味深い環境だと思います。
(若手の会幹事 佐藤稔子)
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