１．基本理念

本会は、科学者一実践家モデルに基づく公認心理師の育成と質向上をはかり、心理学の学術的発展と人々の心身の健康増進に寄与することを基本理念とします。併せて，各養成大学・大学院が抱える問題を共有し，相互の連携を図ることを会の目的のひとつとします。

２．活動目的

1. （１）公認心理師養成大学における教育の質の向上のために，各養成大学が抱える諸問題を会員間で共有し，会員相互の連携をもって問題の解決を図ります。
2. （２）公認心理師の質保証および質の向上のために，学部および大学院におけるカリキュラム構成，各科目の標準シラパス，現場実習マニュアル等について，現状の問題点と改善すべき方向性を検討します。また、5年後の公認心理師制度の改定ならびにその後の制度運用にむけた具体策について，政策提言を行います。
3. （３）公認心理師法第二条にある「心理学に関する専門的知識及び技術をもって，次に掲げる行為を行うことを業とする者をいう」というところの心理学に関する専門的知識及び技術に関する定義を明確にし，それが国家試験（各領域の出題割合や出題方法）に反映されるように政策提言を行います。
4. （４）公認心理師制度の根幹をなす心理学の学術的発展と，公認心理師の質保証に資する高等教育機関としての大学の在り方を検討します。公認心理師制度の枠を超えて，次世代の指導者養成（大学教員や実習指導者）としての博士後期諜程の在り方などについても検討します。
5. （５）公認心理師養成における地域格差や大学格差を是正するために，大学間連携（コンソーシアム，単位互換制度など）を推進するとともに，実習施設の共有化や資格取得者のキャリアディベロップメント支援のための全国規模でのネットワークを構築します。

３．会員

本会の会員は、個人会員、組織会員、加盟団体とします。

いずれも公益社団法人日本心理学会の会員である必要はありません。

1. （１）個人会員

   公認心理師養成に携わっている教員、実習担当者、ならびに心理関連領域において教育・研究・臨床実践に携わっている個人。

2. （２）組織会員

   公認心理師養成に携わっている組織。公認心理師養成に係る包括ユニットに限定せず、大学学科、専攻あるいは学問分野（グループ）等の単位でも会員登録ができます。

3. （３）加盟団体

   本会の趣旨に賛同する学協会等の団体。

会費は無料です（当分の間）。入会金はありません。

４．公大協の組織

公大協は下図のような組織のもとに運営されます。

本会を運営するために「運営会議」を設けます。運営会議は、会長、副会長、運営会議役員（公益社団法人日本心理学会の資格制度調整委員会委員および各委員会のリーダ一等）から構成されます。運営会議は、執行決定機関として、協議会の運営方針を協議・決定します。

本会は、「総会」を開催します。総会は、会員に対して活動を報告し、会員の意見の聴取、会員相互の交流，今後の課題等についての議論の場とします。

本会のもとに次の「委員会」を置きます。学部カリキュラム検討委員会、大学院カリキュラム検討委員会、現場実習検討委員会、国家試験検討委員会、編集委員会、広報委員会等。

本会は、「連携会議」を開催して、加盟団体および日本学術会議の関連する諸分科会等と連携します。公認心理師制度に関する諸課題の解決に向けた情報交換や学術的支援，並びに人材交流などを推進します。

本会の運営については、公益社団法人日本心理学会の資格制度調整委員会の統括のもとにおこなわれます。

５．会則

公認心理師養成大学教員連絡協議会 会則（2023年5月12日改正）

６．事務局

公大協の事務局は、公益社団法人日本心理学会事務局内に設置します。

住所：

〒113-0033　東京都文京区本郷5-23-13　田村ビル2F
公益社団法人日本心理学会内

TEL：

03-3814-3953

FAX：

03-3814-3954

E-mail：

jpa@psych.or.jp（日本心理学会内）