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若手の会から

企画シンポジウムを終えて

日本心理学会若手の会では,第84回大会にて,「若手が聞きたい再現可能性問題の現状とこれから」「若手のための進路相談会」「学部生・高校生プレゼンバトル」の三つの企画シンポジウムを行いました。私が主に関わった企画を通して感じたことを述べたいと思います。

第84回大会における企画の実施が決定するまで,若手の会では何度もミーティングやメール等を重ねました。新型コロナウィルスの影響もあり,2020年3月に予定されていた異分野間協働懇話会も中止となり,幹事の方々と特定のテーマについてお話をすることはこの企画ミーティングが初めてでした。若手の会は,心理学に関わる若手間で,情報交換を行いながら,ネットワークを構築し,今後の領域横断的な研究を進めていく役割を担っていることからも,今回の企画ミーティングのような,普段の研究領域とは多少違うテーマについて同じ志を持つ方々と議論できたことは非常に光栄でした。

一方,こういった企画ミーティングや共同研究活動,共同での執筆作業など,もっと幹事間での協働が増えると良いなと思いました。しかし,幹事が入れ替わり制であること,これまでに実施してきた活動を継続すること,さらに一番の言い訳ですが,自身の研究活動や溜まったデータの借金返済(論文化)により,新しい活動を開始できない,等の理由から,実際にアクションを起こすことができていない自分がいます。

自分自身の幹事の任期も1年を切りました。素晴らしいメンバーと何かを形にして,幹事の任期を終えたいと思います。

なお,大会当日は,300名近い方に「若手が聞きたい再現可能性の現状とこれから」のシンポジウムにご参加いただきました。学会を多少なりとも盛り上げ,さらには今後の心理学の発展に少しでも貢献できたことは,満足のいく結果であったと思っています。

(若手の会幹事 横光健吾)

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