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高校生・高校教員の方へ

高校心理学教育連絡協議会の発足について

※高校心理学教育連絡協議会の発足について


「高校心理学教育連絡協議会」(略称・高校心理協)は,大学と高等学校(以下,高校)の教員間で高校心理学教育に関わる情報を共有し,高校「公民科」をはじめとする教科における心理学教育の実践を推進するためのネットワークです。


※入会申込はこちら

1.基本理念

本会は,第一に,新学習指導要領に基づき,高校公民科の「公共」(必修)と「倫理」(選択必修)における心理学教育の質向上をはかることを目的とします。公共・倫理を担当する高校教員や各高校,及び,心理学部・学科等をもつ各大学等が抱える心理学の学習法・指導法等の問題を共有し,相互の連携を図ることで,問題の解決をはかります。


第二に,公民科とともに,それ以外の教科や教科外の活動とも連携しつつ,高校からの心理学教育を充実・定着させることで,人々の人間理解・多様性理解,心身の健康増進に寄与するとともに,それを支える心理学の学術的発展に寄与することを基本理念とします。

2.活動目的

(1)高校における心理学教育の質の向上のために,各高校が抱える諸問題を会員間で共有し,会員相互の連携をもって問題解決に向けて具体的な方途を検討します。


(2)高校公民科の「公共」「倫理」における心理学教育の質保証および質向上のために,定期的に研究会・研修会などを開催し,情報交換・情報共有を行います。学習・指導を促進すべく,現・新学習指導要領,及び,教科書の学習内容を基に,具体的な教材や教授法を検討します。


(3)公民科の目標(新学習指導要領*1)にある「広い視野に立って,現代の社会について主体的に考察させ,理解を深めさせるとともに,人間としての在り方生き方についての自覚を育て,平和で民主的な国家・社会の有為な形成者として必要な公民としての資質を養う」視点に立ち,「公共」「倫理」の中で学ぶべき心理学に関する専門的知識や研究方法論を明確にします。同時に,それらの学びが高校教育に留まらず,高等教育機関等での心理学教育にも通じる方途を検討します。
*1:https://www.mext.go.jp/content/20211102-mxt_kyoiku02-100002620_04.pdf


(4)公民科以外の「生物」「家庭」「保健」「情報」「総合的な学習(探究)の時間」などの教科や教科外の進路指導,ホームルーム,学校行事,部活動などを通しての心理学教育の展開についても検討します。

3.会員

本会の会員は,個人会員,組織会員,加盟団体とします。いずれも公益社団法人日本心理学会の会員である必要はありません。

(1)個人会員
高校心理学教育に携わっている,また関心のある高校・大学・研究機関等の教員,大学院生。


(2)組織会員
高校心理学教育に関わる組織(教科教育に関わる教員組織,研究会など)。


(3)加盟団体
本会の趣旨に賛同する学協会等の団体。


※会費は無料です(当分の間)。入会金はありません。

4.運営について

本会を運営するために「運営会議」を設けます。運営会議は,会長,副会長,運営会議役員(本会員)で構成されます。運営会議は,執行決定機関として,本会の運営方針を協議・決定します。


本会は,高校心理学教育の教材・教授法等に関する情報共有や情報交換,学術的支援,並びに人材交流などを推進します。本会の運営については,公益社団法人日本心理学会の委員会の統括のもとにおこなわれます。

5.事務局

高校心理協の事務局は,公益社団法人日本心理学会事務局内に設置します。


住所:〒113-0033 東京都文京区本郷5-23-13 田村ビル2F 公益社団法人日本心理学会内
TEL:03-3814-3953
FAX:03-3814-3954
E-mail:psych-hs@psych.or.jp(日本心理学会内)