日本心理学会とは
日本心理学会・日本看護科学学会共同企画シンポジウム登壇者募集(応募締切2021年8月17日)
2021年7月30日
日本看護科学学会会員各位
日本心理学会会員各位
日本看護科学学会・日本心理学会共同企画準備委員会委員
日本心理学会:坂上貴之,丹野義彦,増田真也
日本看護科学学会:池田真理,仲上豪二朗,鎌倉やよい
我が国の医療,健康上の課題が山積する中,看護学と心理学とが共同して取り組むべき研究領域はこれまで以上に増えると思われます。日本看護科学学会と日本心理学会は,共同企画として,2020年度に,日本心理学会第84回大会において,公開シンポジウム「3つの研究法をめぐる看護科学と心理科学の共同」を開催いたしました。
2021年度は,第41回日本看護科学学会学術集会において,共同企画としてのシンポジウムを開催する予定です。さらに,このシンポジウムのシンポジストを公募いたします。特に若手研究者の皆様の応募を期待します。
- 日本心理学会・日本看護科学学会共同企画シンポジウムテーマ
看護科学と心理科学の共創による新たな視点
―最新のコミュニケーション研究をめぐって―
- 企画意図
独自の発展を遂げてきた看護科学と心理科学が,それぞれの知の集積を生かして新しい知を共創する時,それをめぐる研究のありかたは,未だ完成されたものではなく,まさに創りあげているという「進行形」として表現される。そうした観点に立ち,看護科学と心理科学の共創を考え,共通のテーマとして「コミュニケーション」を設定した。なぜなら,両科学とも,人との意思疎通を何らかの形で研究の基底においていると考えられるからである。
たとえばCOVID-19感染拡大の下では,コミュニケーションの大きな変化があった。その中で私たちは,コミュニケーションをめぐる様々な新しい体験に否応なく向き合わねばならなかった。直接的なコミュニケーションと比較して,Webコミュニケーションでは,何が保持されて,何を失い,逆に新たに何を獲得したのか,といった問題について,両科学の研究者はそれぞれの立場から,どの様に捉えるのだろうか。そこに共通点と相違点はあるのだろうか。
こうした共創科学の特徴から,シンポジウムでは,研究途中段階の研究成果の一部を用いて論議することや逸話的部分を含む報告も,新しい発想や方法,手掛かりを紡ぎだすために受け入れられるものとしたい。シンポジストについては,研究視点を決めて公募する方法を取り入れ,若手研究者の発表を歓迎したい。
- シンポジスト
(1)日本看護科学学会から2名(公募)
(2)日本心理学会から2名(公募)
(3)座長 日本看護科学学会から1名,日本心理学会から1名(準備委員会委員2名が担当)
- シンポジウム運営
(1)第41回日本看護科学学会学術集会
(2)配信時期:LIVE配信=2021年12月4日(土)・5日(日),オンデマンド配信=2021年11月19日(金)―12月28日(火)
(3)シンポジウム時間:60分
(4)4名の発表はオンデマンド(20分程度)として作成し事前に公開して視聴を求める。
(5)シンポジウム当日は1人8分程度をご発表頂き,約20分間のディスカッションを実施する。
- ご発表テーマの要件
企画意図に記した下線部が本シンポジウムにおいて提議したい課題であるため,この課題に関連した研究発表であることが要件となる。本シンポジウムで取り扱うコミュニケーションには以下(1)~(5)のような手段を想定しているが,これらに限られるものではない。
また,心理科学と看護科学による共創科学としての特徴から,新しい発想や方法,手掛かりを紡ぎだすことが重要であるため,研究途中段階の研究成果の一部を用いて論議することや逸話的部分を含む報告も良しとする。
(1)Webコミュニケーション
(2)オンラインコミュニケーション
(3)ICT教育におけるコミュニケーション
(4)ロボットを用いたコミュニケーション
(5)機器(VRやARグラスなど)を介したコミュニケーション
- 謝金
両学会の規程により,学会員は謝金の対象外となることをご了解ください。
- 応募方法
以下の応募書類にご記入いただき,各学会事務局にメール添付で書類を応募してください。
・応募書類:日本心理学会・日本看護科学学会共同企画シンポジウム シンポジスト応募書類(Wordファイル)
・メールのタイトル:「日本心理学会・JANS共同企画シンポジウム シンポジスト公募」
・応募先: 日本心理学会事務局 jpa@psych.or.jp
・応募締切:2021年8月17日(火)必着
- 結果の通知
共同企画準備委員会が選考し,8月24日までに,結果を各応募者にメールで通知する。