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  3. ニューズレター 2017 年度 No.1

The Japanese Psychological Association News Letter

vol.07

認定心理士の会が立ち上がり 2 年目に入りました。この短い間に、幹事会のメンバーを中心にして活発な活動が展開してきています。全国での講演会やシンポジウムが実現し、認定心理士の会の会員の皆様に新たな情報の発信が行えてきています。今年度に入ってもすでにいくつかの企画は実現し、別の企画は実現の準備を進めています。こうした企画への参加を足掛かりにし、認定心理士の皆様方の横のつながりができ、新たな企画が立ち上がることを願っています。

認定心理士の会の発足には、認定心理士を取得した後、各自が独立に活動を進め、相互の交流がないままに過ぎてしまうことが多いことがあり、横のつながりを作りたいという公益社団法人日本心理学会の当時の常務理事会の願いがありました。その願いを実現し、認定心理士の皆様方が交流する場を作ることが認定心理士の会の設立の目的でした。

今後の発展のためには、認定心理士の側からの企画の立ち上げと運用があるとよいと思っています。認定心理士の会が、認定心理士の方々が、知りたいと思い、足りないと思うこと、より深めたいと思うことなどを新たに学んでゆく場となり、さらには認定心理士の人たちが集って、独自に活動ができるような場ともなって欲しいと思っています。自ら発信する場であってもよいでしょう。ニューズレターに会員紹介の欄があるのもその一環といえます。そこには日本心理学会会員が扱う研究分野とは異なる視点からの、新鮮な提言もあることでしょう。これまでの心理学の枠にとらわれない発想からの提言があると、日本心理学会会員への大きな刺激にもなることでしょうし、広く社会一般への発信となることもあるでしょう。

日本心理学会の会員と認定心理士の会の皆様が、共に、活動を盛り上げて行ける場を、全国的に展 開していきたいと思っております。つきましては 皆様方のお力添えを願っております。

このたび資格担当の常 務理事に任じられ、同時に、認定心理士資格認定委員会の委員長を仰せつかり ました。この委員会では、2007 年から 2 期 4 年間、一委員として、認定の作業にあたったことがあります。当時は、さまざまに特色のあるカリキュラムを展開していた心理学関係の学部・学科のご卒業の方々からのご申請や、また、この資格制度が始まるよりも以前にご卒業されたさまざまな背景をお持ちの方々からのご申請もいただいておりましたので、自動的また機械的には認定作業を進めることが難しく、多くは手書きの申請書類をひとつひとつ丁寧に検討し、議論を重ねていったことを思い出します。最近では、認定心理士資格に準拠した心理学のテキストが編集されたり、それぞれの大学では申請に必要な詳細なシラバスを用意されたり、また、ウェッブ上でのほぼ自動化された電子申請も可能になったりと、認定心理士に求められる能力・基準、認定心理士のあり方、またあるべき姿について、この資格を認定する側だけでなく、認定される側も含めて、明確な一致をみつつあるように思います。

昨年から認定心理士(心理調査)という資格の認定が始まり、この6 月に第1 号が誕生しました。この資格は、認定心理士と並行しながらも、それを一歩進めて、心理学の知識や技術を現実のさまざまな場面で生かしていく能力を認定するものです。具体的には、自らの力で問題や目的を設定し、調査や実験などの心理学的研究を計画、実施し、その結果を解析し考察することのできる能力を認定します。この認定作業は始まったばかりですので、まだまだ紆余曲折があろうと存じます。今後も、カリキュラムの認定を申請される大学や申請された方々とのやり取りを通して、認定心理士(心理調査)のあり方やあるべき姿について、明確な合意を形成していきたいと考えています。

公認心理師という国家資格が来年度から始まることはご案内のことと存じます。その説明会が 7月 31 日に予定されていますので、すぐに具体的な姿が見えてくると思います。臨床心理士をはじめ、さまざまな心理学関連の資格と認定心理士資格との関係がどのようにあるべきかについては、これまでも機会があるごとに議論されてきたところではありますが、公認心理師資格の設置を受けて、 認定心理士資格との関係、また、認定心理士資格 のあり方や意義についての議論が、この認定心理 士の会を中心にして深まるものと期待しています。これらの議論を受けながら、認定心理士資格認定 委員会としても、資格認定の制度や基準の見直し も含めて、よりよい認定心理士のあり方を探って いきたいと存じます。どうぞよろしくお願い申し 上げます。

6 月 3 日にインターネット会議システムを使ったオンラインでのセミナーと交流会を開催し、6名の方にご参加いただきました(定員 8 名)。

インターネット上の会議室への接続に時間がか かる場合を考えて、30 分前より会議室を開けて、接続準備ができた方から入室していただきました。操作に時間がかかっていた方も、技術サポートを してくださった日本心理学会事務局の方のご案内 で、開始時間までに準備が完了しました。

最初に、急きょご参加いただくこととなった、佐藤隆夫先生(立命館大学)より今回のイベントの主旨をご説明いただきました。次に、大崎博史先生(国立特別支援教育総合研究所(NISE))より、資料を画面に表示しながら、「最近の特別支援教育の動向と心理職の役割-インクルーシブ教育システムの構築と推進-」について、約 20 分の講義をしていただきました。その後、参加者から質問を受け、「特別支援教育の現場に認定心理士が関わることができるフィールドや方法」、「認定心理士と臨床心理士の社会的ステータスの違い」などのご質問に、お二人の先生が丁寧に回答してくださいました。最後に、認定心理士の会の今後の企画と日本心理学会年次大会での認定心理士の会企画シンポジウムを、参加者の方々にご案内しました。運営側も初めてのオンラインでのイベントだったため、スムーズに進めることができない部分がありました。次回はより多くの皆様に快適に楽しく参加していただけるよう、検討、企画して参ります。

空間を超えて認定心理士が交流できるオンラインセミナー、楽しいですよ!インターネットに接続できれば参加可能です。次回は是非、ご参加ください。

(池田 琴世)

2017年5月20日(土)13時より、広島県東広島芸術文化ホール「くらら」におきまして、「2017認定心理士の会中国四国セミナー」を開催しました。中国四国地方では、初の開催となりました。当日は約70名の参加がありました。

今回のセミナーのテーマは「障がいのある人もない人も“共に生きる”社会を目指して-Diversity in Harmony(調和の中の多様性):心理学が社会に貢献できること-」ということで、最初に広島大学教育学部の竹林地毅先生から「障がいのある人もない人も“共に生きる”社会を目指して-教育の今-」というテーマで話題提供をいただきました。内容としては「特別支援教育の理念」や「共生社会の実現と学校教育の役割」、「学校の組織力の4段階」、「インクルーシブ教育システムの構築」など、現在の特別支援教育の現状や多様性のある子どもに合わせた教育を探索し続ける学校づくりについてお話いただきました。

次に、追手門学院大学心理学部の浦光博先生から「障がいのある人もない人も“共に生きる”社会-ソーシャルサポートの心理学-」というテーマで話題提供をいただきました。浦先生からは、ソーシャルサポートの基礎講座として「社会脳仮説」、「ソーシャルサポートの直接効果」、「社会を支える仕組みであるソーシャルキャピタル」についての最新の話題を提供していただいた他、「排斥のメカニズム」や「ステレオタイプ」についてもお話いただき、最後に、「新たな支え合いの仕組みの構築」と題して、障がいのある人もない人も“共に生きる”社会を目指して、「心がけ論」を超えて、新たな互助の仕組みづくりをしていくための提案をいただきました。

午後の後半は、シンポジウム「障がいのある人もない人も“共に生きる”社会を目指して-Diversity in Harmony(調和の中の多様性):心理学が社会に貢献できること-」を開催しました。このシンポジウムでは、お二人の先生の話題提供を受けて、認定心理士の会の幹事で金沢工業大学の渡邊伸行 先生が指定討論者を務めました。

シンポジウムでは、「障がいのある児童などの多様性の受容の浸透度」や「合理的配慮の判断の基準」、「人の心やコミュニティの意識を変える方法」等について指定討論者や参加者からも質問があり、議論が大いに盛り上がりました。最後に、日本心理学会資格認定担当の横田正夫常務理事(現理事長)から「日本心理学会認定心理士」についての説明があり、セミナーを閉会しました。

シンポジウムの様子

(大崎 博史)

日本心理学会第 81 回大会(2017 年 9 月 20日(水)~22 日(金)・久留米シティプラザ)の最終日(9 月 22 日(金)11:20~13:00)に、認定心理士の会企画シンポジウムを開催します。当日、認定心理士証をお持ち頂ければ、シンポジウムへの参加は無料です。また、お飲み物、軽食も用意する予定です。皆様、奮ってご参加ください。

  • 社会で活きている心理学-認定心理士の会/認定心理士の活動をアカデミアへ還流する-
  • 話題提供者:
  • 田中 芳幸(京都橘大学・認定心理士の会幹事)

    「認定心理士の会の紹介(仮題)」

  • 渡邊 伸行(金沢工 業大学・認定心理士の会幹事)

    「幹事会が開催した企画の紹介(仮題)」

  • 中村 由美(放送大学・認定心理士の会幹事)

    「個々の認定心理士の活動紹介(仮題)」

  • 小谷野 博之(NPO法人 子供・若者支援センター・認定心理士の会幹事)

    「個々の認定心理士の活動紹介(仮題)」

  • 髙瀨 堅吉(自治医科大学・認定心理士の会幹事)

    「今後の活動の展望(仮題)」

  • 指定討論者:
  • 佐藤 隆夫 (立命館大学・認定心理士の会幹事)
  • 横田 正夫 (日本大学・認定心理士の会会長)
  • 司会
  • 髙瀨 堅吉(自治医科大学・認定心理士の会幹事)
  • 渡邊 伸行(金沢工業大学・認定心理士の会幹事)

(髙瀨 堅吉・中村 由美・渡邊 伸行)

「認定心理士の仲間たち」では、認定心理士資格を持つ方たちに寄稿して頂き、会員同士が“つながるきっかけ”を作りたいと考えています。寄稿して頂いた方への連絡方法は、「寄稿された方へのご連絡」をご参照ください。

久保田 孝太 様

「自分の活動に心理学のエッセンスを加えたい」

初めまして、久保田孝太と申します。私は認定心理士のほかに、社会福祉士や精神保健福祉士といった福祉系資格を取得しております。現在は福祉資格試験対策専門(社会福祉士、精神保健福祉士、介護福祉士、保育士、ケアマネジャーなど)の著者として、執筆・制作を個人で行い、福祉資格取得課程の講義活動もしております。活動を始めてから今年で12年目に突入し、のべ250冊以上のテキストや問題集に携わってきました。さらに数年前からものづくり活動が盛んな地域に住んでいることもあり、天然石を使用した造形物、装飾品の創作活動にも取り組んでおります。

私の座右の銘は、「無いものは作る」です。例えば、「仕事がないならば、自分で仕事をつくる」、「つまらないのならば、自分で遊び(楽しみ)をつくる」といった発想です。「○○がない」という理由で落ち込み、悲観したりするのではなく、自分で「ある」状態を作り出してみようという考え方です。この考えは、物事や生き方を柔軟に捉えるのに役立つと、まだ幼いですが、3歳の息子にも伝えていきたいと思っております。私の活動は、心理学と直結しているものではありませんが、隣接的な福祉試験対策やものづくり活動にも、心理学のエッセンスを加えていけたらと考えております。それは昨年参加させて頂いた認定心理士の会のキックオフシンポジウムで、久しぶりに心理学の風を感じ、その考えがより一層強くなったからです。

今後もイベントやシンポジウムなど等で皆さまにお会いすることもあると存じます。また、福祉資格に係る問題作成や講義にご興味のある方やご希望も承っておりますので、お気軽にお声かけください(笑)。

これからも宜しくお願いいたします。

宮澤 康臣 様

「ソフトウェア技術者が心理学を学んでいます!」

私は関西の電機メーカーで業務用の映像機器を開発している技術者で、ソフトウェア開発のリーダーとして従事しています。日頃から職場でのコミュニケーションに課題を感じており、心理学が役に立つのでは?と考えていました。そこで2014~15年に京都橘大学の通信教育課程で心理学を学び、2016年に認定心理士の資格を取得しました。

メーカーでのソフトウェア開発は、営業・サービス・工場など職種の異なる方や、協業している他社の方と仕事を行うことが多くあります。背景となる文化や用語の違いなど、コミュニケーションパスも複雑なため、意図とは異なるソフトウェアが出来てしまう場合があります。

これを防ぐプロセスとして、例えば仕事の着手前に、「なぜそのソフトウェアを作るのか?」、「どのような使い方をするのか?」といった確認の打合せを行います。これは暗黙の前提や背景など、実は依頼者と自分自身が気付いていないこと(透明性錯覚)を明確にするコミュニケーションで、このプロセスを私達の職場では「イメージを合わせる」と呼んでいます。シンプルな手続きですが、仕事をスムーズに進めるためには重要なことで、職場の雰囲気づくりやメンバーのモチベーションにつながるからです。ここでは社会・産業心理学の知見が役立ちますし、相手のことをよく知るために、臨床心理学や発達心理学なども役に立っていると考えています。

私は身近な認定心理士として、職場でのコミュニケーションを推進するとともに、今後は同じ認定心理士の方々と横のつながりを活用して、勉強会(例えば、最近出版された心理学に関する本を読む会)や交流会をつくって、心理学の研鑽を図っていきたいと思います。

また技術者を含めて理系の人々と関わることがあり、「ちょっと困っている事があるんだけど。。。」という方がおられましたら、是非ご連絡下さい。一緒に有用なコミュニケーションを考えていきましょう。宜しくお願いいたします。

(担当 中村 由美)

寄稿された方へのご連絡

この欄に掲載された方に連絡を取りたい方は、jpa-ninnteinokai-contact@psych.or.jpまで、件名を「** ** 様」として、メールをお送りください。

事務局より責任をもってご本人に転送いたします。

このFacebookページの目的は、認定心理士の会から、活動、イベント等のお知らせを載せると共に、会員の皆様同士の横の繋がりの場として使って頂くことにあります。「Facebook 認定心理士の会」で検索して頂ければ、このページに行き着きます。Facebookアカウントがある方は(無い方はすぐに作って下さい!)、「フォロー」のボタンを押して下さい 。

今のところ、ビジターとしての投稿は誰でも出来ますので、自己紹介、友達が欲しい、勉強会をやりませんか等、バンバン投稿して下さい。レスポンスは返信/メッセージ機能で出来るはずです。まずは 、ここで、繋がりを作って、それからメール等の通信手段に移行するのが良いと思います。投稿が多過ぎて収拾がつかないようになったら地域/分野ごとのFacebookも作っていきたいと思っています。これまで、各地の認定心理士の会のイベントで、「こういうことをやってほしい!」というご要望を頂き、学会として、また幹事会として、そうしたことを実現するよう努力してきました。そうしたご要望をこの場に書いて頂くことで、多くの会員の間で、そうした要望を共有することができます。また、認定心理士の会の真の目的は、日本心理学会からトップダウン的にサービスを提供することに有るのでは無く、会員の皆さんの横の繋がりを作り、会員のみなさんが会の活動を創り上げていくことにあると考えています。これを契機に 、そうした活動がもりあがって行くといいなと期待しています。

佐藤 隆夫

  • 北海道心理学会第64回大会認定心理士の会企画シンポジウム

    北海道心理学会第64回大会(2017年10月28日(土)・とかちプラザ)にて、認定心理士の会企画シンポジウムを開催します。当日、認定心理士証をお 持ち頂ければ、シンポジウムへの参加は無料です。皆様、奮ってご参加ください。シンポジウム後に、認定心理士の会北海道支部会設立記念懇親会を開催します。こちらも合わせてご参加ください。

    テーマ:子供を取り囲む環境~育まれる心、育む心~

    企画主旨:今の日本では子供を取り囲む環境が変化しています。例えば、少子化の影響で一人っ子の家庭が増え、兄弟姉妹間で育まれてきた子供の心性は、友達、そしてそれを内包する幼稚園、保育園、学校等で育まれる機会が増えてきています。また、核家族で両親が共働きという状況が多く見受けられるなかで、子供が家庭内で祖父母、両親に育まれた心のあり様は、以前とは異なるものになってきています。このように、環境が変化して育まれる子供の心が変わるなかで、幼稚園教諭、保育士、小中学校教諭、そして親など、子供の心を育む側の心性も変化しつつあります。例えば、全国の児童相談所での児童虐待に関する相談対応件数は、児童虐待防止法施行前の平成11年度に比べ、平成24年度は5.7倍に増加しており、育む側の心性のネガティブな変化がここから見て取れます。さらに、昭和25年以降の離婚件数の年次推移をみると、42年までは60,000~80,000組で推移していましたが、平成20年は250,000組となり、増加するシングルマザー、シングルファーザーという形態が、育まれる子供の心のみならず、育む側の親の心にも影響を与えています。また、社会政策の変化により、幼稚園教諭、保育士、小中学校教諭を囲む環境も変わり、その心性も変わりつつあります。このように、今時の子育ての現状が従来のそれとは大きく異なるなかで、これまでの保育理論、発達心理学理論が通用しない場面が、現在生じてきています。本シンポジウムが扱うテーマは、認定心理士の会の会員から寄せられた一通のお手紙にあった「今の母親は何を考え、何に触れてほしくないのか、何が必要か、どのような言葉、言われ方が嫌なのか」という問いに端を発して企画されました。本シンポジウムを認定心理士の会北海道支部立ち上げシンポジウムとして、これからの日本を担う子供を取り囲む環境について、アカデミアの専門家を交えて認定心理士の会として考えていきます。

    話題提供者:

    大倉得史(京都大学)

    「保育所の子育て支援から見る保護者の抱える困難」

    サトウタツヤ(立命館大学)

    「未定」

    髙瀨堅吉(自治医科大学)

    「幼少期の母子分離が脳機能に与える影響」

    指定討論者:

    認定心理士の会会員(募集します)

    司会:

    小川健二(北海道大学)

    河原純一郎(北海道大学)

    (河原純一郎・小川健二)

  • 10月28日(土)に東北大学川内北キャンパスにて、「美と柔らかさを介した感性福祉支援」をテーマに日本感性福祉学会第17回大会が開催されます(詳細はhttp://www2.sal.tohoku.ac.jp/psychology/jskw2017.htm)。本大会では認定心理士の会会員の皆様に公開となります基調講演およびシンポジウムが企画されております。心理学・感性科学・臨床美術を専門とされる方々にご講演頂き、ご参会頂く皆様とともに人間の感性に根差した福祉支援について考えを深めてまいりたいと思います。つきましては、多くの皆様に大会にご参加頂けますようご案内申し上げます。

  • 2017 認定心理士の会 関東セミナー

    5月に広島で開催された認定心理士の会中国四国セミナーに続き、第2弾として、来る2017年9月9日(土)に中国四国 セミナーと同テーマで、本会主催の関東セミナーを開催します。

    会場は、神奈川県横須賀市にある、わが国唯一の特別支援教育のナショナル・センターでもある「国立特別支援教育総合研究所(NISE)」です。

    このセミナーは、講演形式で行います。午前中は、東京学芸大学の橋本創一氏の講演の後、NISEの施設見学を予定しています。

    午後は、昨年の相模原での障がい者殺傷事件の後に、「障害を持つ息子へ~息子よ。そのままで、いい。~ 」(ブックマン社)を出版し、メディアやネットでも多数紹介され、今年の世界自閉症啓発デー2017年のシンポジストを務めたRKB毎日放送東京報道部長の神戸金史氏の講演と、国立特別支援教育総合研究所の明官茂氏の講演、最後は、「日本心理学会認定心理士とは?」という説明をさせていただく予定です。

    また、セミナー終了後には、横須賀の海の幸を堪能していただける、海辺の湯漁師料理「よこすか」にて、懇親会を開催する予定です。認定心理士の方々の相互の交流を図りたいので、関東地域の会員の皆様をはじめ、全国の会員の皆様等の多数のご参加をお待ちしております。なお、このイベントは、会員以外の方でもご参加いただけます。手話通訳や要約筆記等が必要な方にも対応させていただきます。皆様、是非、ご参加ください。


    テーマ:「障がいのある人もない人も“共に生きる”社会を目指して-Diversity in Harmony(調和の中の多様性):心理学が社会に貢献できること-」


    昨年の7月26日、神奈川県の障がい者施設で起きた大変痛ましい凄惨な事件は、日本のみならず世界の人々に大きな衝撃を与えました。

    日本心理学会及びその中の一組織である、認定心理士の会では、障がい者の基本的人権を侵害する今回の事件に遺憾の意を表し、このような悲しい出来事が起きない社会を構築するために努力を重ねていきたいと思っています。

    また、2014年1月に、日本は、障害者の権利に関する条約を批准しました。さらに昨年4月からは「障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律(障害者差別解消法)」が施行されています。

    このような昨今の社会情勢等を鑑み、前述のテーマを設定し、障がいのある人もない人も“共に生きる”社会(共生社会)の実現を目指して、 私たちが学んできた心理学が社会に貢献できることは何かについて考える議論を進めていきたいと思います。

    日時:平成29年9月9日(土)

    (10:00~17:00過ぎの時間帯を予定)

    会場:国立特別支援教育総合研究所講堂他

    (神奈川県横須賀市野比5-1-1)

    ※京急久里浜駅より、久里浜医療センター行きバス:国立特別支援教育総合研究所下車

    日程:

    ■10:00~開会

    ■10:10~11:10

    講演:「障がいのある人もない人も“共に生きる”社会-心理学が社会に貢献できること-(仮)」

    東京学芸大学教育実践研究支援センター教授

    橋本創一氏

    ■11:15~12:15

    研究所施設見学:「特総研ってどんなところ?」

    ■12:15~13:15昼休み

    ■13:15~15:15

    講演:「障がいをもつ息子へ-相模原殺傷事件を受けて-(仮)」

    RKB毎日放送東京報道部長(世界自閉症啓発デー2017・シンポジスト)神戸 金史氏

    ■15:30~16:30

    講演:「障がいのある人もない人も“共に生きる”社会-教育の今-(仮)」

    国立特別支援教育総合研究所上席総括研究員

    明官 茂氏

    ■16:30~17:00

    説明:「日本心理学会認定心理士とは?」

    公益社団法人日本心理学会理事長

    横田 正夫氏

    ■17:00閉会

    司会:大崎博史(国立特別支援教育総合研究所)

    ※セミナー終了後には、久里浜港フェリー乗り場近くに今年できた、横須賀の海の幸を堪能していただける、海辺の湯漁師料理「よこすか」にて、懇親会を開催する予定です。参加費は、会員2,000円、非会員4,000円程度 を想定しております。

    (参加された方は、500円で入浴できます。)

    お申込み方法:

    参加される方は、事前のお申込みをお願いいたします。

    ・宛先jpa-ninnokai-event@psych.or.jp

    ・件名を「9.9関東セミナー参加希望」としてください。

    ・以下の項目を本文に記入してご送信ください。

    1.認定心理士の方は認定心理士登録番号(認定心理士でない方は、記入不要)

    2.氏名

    3.メールアドレス

    4.昼食弁当の有無(飲み物付600円)

    <弁当の値段を変更しました!再注文可能です>

    5.懇親会参加希望の有無

    (会場:海辺の湯「漁師料理よこすか」

    会員2,000円、非会員4,000円)

    6.その他

    本セミナーへの参加に当たり、誘導、手話通訳、要約筆記、車いす等の配慮を必要とする場合は、申込時にその旨お知らせ願います。

    ・セミナーの定員は120名です。(先着順で受付) ※ なお、当日、空席がある場合のみ参加受付を行います(事前にお申込みください。)

    地図

    <アクセス案内ホームページ>http://www.nise.go.jp/cms/6,0,57.html

    (大崎博史・佐藤俊彦)

  • 2017 認定心理士の会 東海セミナー

    2017年12月2日(土)に愛知淑徳大学星ヶ丘キャンパスで、「2017認定心理士の会東海セミナー」を開催します。当日、認定心理士証をお持ち頂ければ、参加は無料です。皆様、奮ってご参加ください。シンポジウム後に、認定心理士の会東海支部会設立記念懇親会を開催します。こちらも合わせてご参加ください。

    テーマ:老年心理学の最前線~心理学が超高齢社会でできること~

    演者:

    西田裕紀子先生(国立研究開発法人国立長寿医療研究センター)

    日下菜穂子先生(同志社女子大学)

    中田龍三郎先生(名古屋大学)

    久保南海子先生(愛知淑徳大学)

    詳細は次号ニューズレターで追ってご連絡致します。

    (小川一美・ 北神慎司)

  • 北陸支部のキックオフ企画として、2017年12月9日(土)に金沢工業大学扇が丘キャンパスで開催される、北陸心理学会(http://www.hpsj.org/)第52回大会との共催企画を計画中です。今年は石川県内の大学の先生方にご登壇いただき、どのような研究が行われていて、それが地域社会にどのように役立っているかを、ご発表いただく予定です。詳細が決まり次第、ニューズレターや認定心理士の会Facebookページなどでお知らせいたします。北陸地区の認定心理士の皆さん、12月9日(土)の予定を空けておいてください!

    (松井三枝・渡邊伸行)

  • 2017 認定心理士の会 近畿地区講演会

    来る2017年11月5日(日)に京都橘大学において、本会主催の近畿地区での講演会を開催予定です。本会の幹事でもある立命館大学総合心理学部教授の佐藤隆夫先生に、“「もの」を見るメカニズム”と題してご講演をいただきます。我々は(人間の心は)どの様に身の周りの世界を捉えているのか、ご専門である知覚心理学の視点で解説してくださる予定です。

    佐藤先生のご講演、昨年度の関西ワークショップ(於、立命館大学)へご参加いただいた皆様には記憶に新しいかもしれません。大変にご好評で、“時間が短すぎた”、“もっとじっくりと聴きたかった”との声を多数お寄せいただきました。今回は60分か ら90分という長時間の労をお願いしておりますので、ご参加いただく皆様にはご満足いただけるものと存じます。

    実はこの企画、関西心理学会様にご共催いただくことができました。また、同日同地で開催される関西心理学会第129回大会 に本会は後援しています。このため、認定心理士および認定心理士(仮)の皆様は、関西心理学会大会へ関西心理学会会員と同額での参加が可能になりました。

    本会主催である佐藤先生のご講演(無料)は勿論のこと、せっかくの機会ですので、関西心理学会第129回大会 への参加もご検討下さい。最新の心理学研究に触れて、ご自身の生活にその知見を活かす方法を考えたり、学部教育での心理学の学びを深めたりする機会にもなると思います。関西心理学会第129回大会の詳細は、大会ホームページ(http://cai5.tachibana-u.ac.jp/kansaishin129/)でご確認ください。

    講師:佐藤隆夫氏(認定心理士の会幹事・立命館大学総合心理学部教授)

    演題:“「もの」を見るメカニズム”

    日時:2017年11月5日(日)

    ※開始時刻は「現在調整中」です。懇親会へご参会いただきやすいように、夕方の時間を想定しています。

    ※講演会終了後に、会場となるキャンパス内で関西心理学会第129回大会参加者と合同での懇親会(有料)を予定しています。認定心理士間だけでなく、心理学研究に携わる多くの先生方とも交流できる機会だと思います。

    会場:京都橘大学清香館2階B201教室

    住所京都市山科区大宅山田町34

    京都市営地下鉄東西線「椥辻駅」から東へ徒歩約15分。JR「山科駅」(地下鉄山科駅)からタクシーにて10~15分程度。その他、山科・京都・丹波橋・六地蔵の各駅から直通バスあり。

    ※アクセスの詳細は、http://cai5.tachibana-u.ac.jp/kansaishin129/access/をご参照ください。

    申し込み方法:

    参加希望の方は、別添の“認定心理士の会「近畿地区講演会」、兼、関西心理学会第129回大会参加申込書-認定心理士/認定心理士(仮)用-”を用いて、メールへの添付にてkanshin2017@tachibana-u.ac.jpまで、件名「11.05近畿地区講演会参加希望」としてご送信下さい。

今号は、新理事長、新担当常務理事からご挨拶を頂き、さらに担当役員・幹事の刷新が述べられ、認定心理士の会の会員の皆様とともに歩む新体制が紹介されました。

また、2017認定心理士の会中国四国セミナーおよび第1回「Net de 交流!認定心理士」の開催報告、そして、日本心理学会第81回大会認定心理士の会企画シンポジウムや地方支部会イベントのお知らせと内容が盛りだくさんでした。

「認定心理士の仲間たち」でも引き続き執筆のご希望をお待ちしております。Facebookも開設されました。様々な機会を通じて、今後も盛んな交流を展開していきましょう。

(髙瀨 堅吉)

  • 認定心理士の会幹事会〒113-0033 東京都文京区本郷5-23-13 田村ビル内公益社団法人日本心理学会事務局jpa-ninteinokai@psych.or.jp
  • 認定心理士の会幹事会

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