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若手の会から

第83回大会活動報告 ─研究者のたまご

今年度の第83回大会は,若手の会が発足してから6回目の大会でした。学部生・高校生無料の勢いに乗り,若手の会の企画への参加者が年々増えてきています。大会1日目のワンショット発表会では,18名の若手が1分間で印象に残るよう様々な工夫を凝らし,演題の宣伝を行いました。また,今年は5名の高校生が学部生・高校生プレゼンバトルに参加してくれました。学部生・高校生ともに発表スキルや研究の独創性は,甲乙つけがたく「研究者のたまご」と油断してはいられない将来性のある発表ばかりでした。

大会2日目には「若手心理学者の活躍する場─国立の研究機関から民間企業等の新しい活躍の場まで」と題して,4名の先生方に話題提供をしていただきました。心理学者の活躍の場が多様化してきた中で「心理学の知見を一般社会へ発信していくために何をどうすべきか?」や「実際に所属機関でどのような研究をしているのか?」など貴重なお話を伺うことができました。最後に指定討論者の先生から「博士が100人いる村」を題材に博士の就職率等が紹介され,フロアから多くの質問が飛び交う中,大盛況のうちに終わりました。

シンポジウムの後には「若手のための進路相談会」を行いました。今年は個別形式と集団形式の相談会を設けて参加者のニーズに対応しました。集団形式では同世代の若手心理学者と悩みを共有しながら,個別形式ではじっくり対話できる会になったのではないかと考えております。若手の会の企画についてご意見やご要望がありましたら,ご遠慮なく【jpa-ecp@psych.or.jp】までぜひお聞かせください。

(若手の会幹事 中川裕美)

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