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認定心理士の会から

新しい学びと研究の様式について

今回は,現在,私たちに求められております「新しい生活様式」の中で,私たちが継続的に学び,研究していくための,いわば「新しい学びと研究の様式」について,少し考えてみたいと思います。

大きな教室に大勢で集まって,講師が参加者に向かってマイクで話すという対面形式のセミナーなどは,現在の状況では,主催する側も,参加者の方も不安を感じることが多いかもしれません。しかしながら,このような状況でも,インターネットをうまく活用すれば,学びの機会はたくさんありそうです。例えば,認定心理士の会では,今年度,運営委員や各支部の幹事の方々が,オンラインのイベントを企画し,実施してくださっております。

また,日本心理学会をはじめとして,国内外のさまざまな心理学関連の学会が,オンラインで年次大会を開催しております。私自身も今年度,いくつかの学会に参加させていただいております。オンラインでは,リアルタイムの質疑応答がやりづらいなどのデメリットもないわけではないのですが,移動や宿泊の費用と時間をかけずに学会に出席でき,著名な研究者の講演を聴けるという大きな利点もあります。本会の会員の皆さまも,この機会に,専門学会に参加して,研究者たちの講演やポスター発表を聞いてみるのはいかがでしょうか?

また,時間がたっぷりある方にお勧めなのが,心理学に関連した有名な古典などに挑戦することです。インターネット上では,著者が亡くなってから一定の年数が経過している書籍を,無料で読めることがあるようです。インターネットなどを活用して,新しい学びのスタイルを探求しながら,心理学の学びと研究を継続してまいりましょう。

(認定心理士の会運営委員会委員 佐藤俊彦)

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