認定心理士の会がどのような会なのか，改めて説明させていただきます。

認定心理士の会は，2016年4月に発足しました。認定心理士の資格を取得された方々に，心理学のさらなる学びの場を提供し，また認定心理士間の交流を促すことを意図しました。認定心理士を取得していれば，どなたでもメール申し込みで入会できます。会費は無料としています。

2017年1月に，地域ごとの交流を促すことを目的として，北海道，東北，関東，北陸，東海，近畿，中国・四国，九州・沖縄の8つの地域支部会ができました。さらに，地域を超えた交流の場を設けようと，オンライン支部会ができました。コロナ禍以前から，Zoomミーティングを活用したイベントを行っていました。各支部会が主催する講演会，シンポジウム，セミナーなど，いずれも一般公開としています。お住まいの地域に関係なく，また資格を取得していなくても，無料で参加できます。現在は全てのイベントが，オンライン開催となっています。いずれ対面開催が復活しましたら，旅行を兼ねて，様々な地域のイベントにご参加ください。

他にも，シチズン・サイコロジスト奨励賞 （社会で活躍している認定心理士を表彰），シチズン・サイエンスプロジェクト （認定心理士が研究に参加），社会連携セクション （年次大会で認定心理士がポスター発表）など，さまざまな事業を行っています。

認定心理士の会は，日本心理学会の中で，研究と社会を繋ぐ役割を担っている，と考えています。これからも会の活動を通して，認定心理士と研究者がお互いに，さまざまな知的な刺激を与え合える場を提供していきます。

（認定心理士の会運営委員会委員長　渡邊伸行）