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認定心理士の資格を取りたい方

Q & A - Answer

1.認定心理士資格について

Q1_1: 認定心理士とはどんな資格ですか?
A1_1: 「公益社団法人日本心理学会」が認定する心理学の基礎資格で,大学で心理学に関する標準的な基礎知識と基礎技術を修得していることを認定するものです。この制度は,心理学専攻者としてのアイデンティティを持ち,専門性の向上に資するために設けられました。
Q1_2: 認定心理士と認定心理士(心理調査)の違いは何ですか?
A1_2: 認定心理士とは,心理学の専門家として仕事をするために必要な,最小限の標準的基礎学力と技能を修得している,と日本心理学会が認定する資格です。
認定心理士(心理調査)は,認定心理士の中でも「心理調査に関連する専門科目を履修した認定心理士」であると日本心理学会が認定する資格です。
Q1_3: 認定心理士と公認心理師および臨床心理士の違いは何ですか?
A1_3: 認定心理士は「公益社団法人日本心理学会」が認定する心理学の基礎資格です。
公認心理師は,文部科学省・厚生労働省の管轄による心理職の資格,臨床心理士は公益財団法人日本臨床心理士資格認定協会が認定する資格です。
公認心理師につきましての詳細は公認心理師制度推進室にお問合せください。
臨床心理士につきましての詳細は臨床心理士資格認定協会にお問合せください。
Q1_4: 資格取得のメリットは何ですか?
A1_4: 「心理学」という直接的名称が使われていない学部学科を卒業した場合でも,心理学の専門家として最小限の標準的基礎学力と技能を修得していることが証明できます。
Q1_5: 認定心理士ってどんな仕事ができるのですか?
A1_5: 認定心理士は心理学の基礎資格であり,職能の資格ではありません。大学で心理学を専門科目としているということは証明されますので,そのことを生かした仕事は出来ると思われます。
Q1_6: 認定心理士の資格を取得すれば就職できますか?
A1_6: 認定心理士は心理学の基礎資格であり,職能の資格ではありません。大学で心理学を専門科目としているということは証明されますので,そのことを生かした仕事は出来ると思われます。
Q1_7: 認定心理士を取得すれば日本心理学会に入会できますか?
A1_7: 入会できますが,別途入会手続きが必要です。
Q1_8: 認定心理士資格の更新は必要ですか?
A1_8: 更新の必要はありません。年会費もございません。
Q1_9: 資格取得にお金はどれくらい必要ですか?
A1_9: 申請時に審査料11,000円,合格後に認定料33,000円が必要です。認定料をお納めいただきますと,認定心理士として登録され,認定証と認定心理士証(IDカード)が発行されます。
Q1_10: 今から申請したらいつ資格がもらえますか?
A1_10: 通常,郵送物を提出してから審査結果が通知されるまで2~3ヶ月かかります。時期によってはそれ以上かかる場合もあります。申請内容の記載事項に不備がある場合や内容が不明確な場合,再提出を要請されることがあります。この場合さらに数ヶ月かかることになります。詳細は委員会開催予定をご確認ください。

 


2.申請書類作成前

Q2_1: 何年も前に大学を卒業したのですが,資格の申請はできますか?
A2_1: 卒業の時期に関係なく申請することができます。ただし,現行の基準をご確認の上,必要書類をご手配ください。
Q2_2: 海外の大学を卒業したのですが,申請できますか?
A2_2: 申請することはできます。その大学が公的な高等教育に関する評価機関の評価(Accreditation)を受けていることを基準とし,取得単位を日本の大学での単位数に下記の通り換算の上,申請してください。
・90分の授業×15回=2単位(講義の場合)
・90分の授業×15回=2単位(演習・実験・実習の場合)
Q2_3: 来年卒業するのですが申請できますか?
A2_3: 卒業年次で卒業見込み証明書が発行されれば申請ができます(仮認定申請)。ただし,申請時点までに必要単位を取得していることが必要です。
Q2_4: 複数の四年制大学から科目を申請できますか?
A2_4: 複数の四年制大学(科目履修含む)から科目をご申請いただいて問題ございません。その場合,それぞれの大学の成績証明書の提出が必要となります。
Q2_5: 短期大学で取得した単位は申請できますか?
A2_5: 短期大学等から編入し,その短期大学等で取得された単位を合わせて申請する場合,編入した四年制大学でその単位が卒業単位の一部として認定されている必要があります。編入した四年制大学で短期大学科目の認定・読み替えをした証明書を発行し,その証明書と,短期大学の成績証明書を郵送書類に同封してください。認定・読み替えをした証明書が発行されない場合,短期大学の科目は申請できません。
Q2_6: 他の資格の講習などの単位は認定されますか?
A2_6: 四年制大学で開講されている科目で,単位取得の証明書が発行される単位のみが認定対象です。
Q2_7: 古い申請書類はまだ使えますか?
A2_7: 現在は2014年度改訂版以降に発行された「資格申請の手引き」に基づく申請書類のみ,お受付しております。第4.1版以前の書類は受け付けておりません。
Q2_8: 申請をしたいのですが,どうすればいいですか?
A2_8: 申請書類一式と資格申請の手引きを入手してください。入手方法は下記の2つです。
書類入手後,資格申請の手引きにしたがって申請してください。
①日本心理学会のホームページからダウンロードできます。
②「認定心理士認定申請書・資格申請の手引き」の送付を申し込むため下記口座へ郵便振替で1,650円を送金してください。
詳細はこちらを参照して下さい。
郵便振替口座:00180-4-543408
加入者名:公益社団法人日本心理学会認定委員会

 


3.申請書類作成

Q3_1: 申請書類は手書きでなければいけませんか?
A3_1: 申請書類の形式と同じものを作成していただければ,パソコン等で作成してもかまいません。ただし,署名は自署でお願いいたします。
Q3_2: どの科目がどの領域に該当するか教えてください。
A3_2: 申請された科目がどの領域に該当するかは,内容などを見て認定委員会で審査されますので,事前にお答えできません。単位認定基準を参考にご自身で判断していただくことになります。判断にあたり,こちらをご参考ください。なお,あくまでも科目名ではなく内容で判断されますので,一覧にない科目でも申請自体は可能です。参考程度にご確認ください。
Q3_3: シラバスとは何ですか?
A3_3: 大学が発行しているその科目の具体的な授業内容,担当者などが記載されているものです。
Q3_4: 基礎科目a・b・c領域についてシラバスが手に入らない科目があるのですが,どのように対処すればいいですか?
A3_4: 該当のシラバスを入手できるかは,まずは大学にお問い合わせをお願いいたします。
○受講年度以外の同内容のシラバスが入手できる場合
科目名・担当者氏名が違うだけで開講内容が同じ科目のシラバスが入手できる場合は,そのシラバスに「内容同一」の文言と,科目名・担当者氏名の異なる理由を一筆お書き添えいただき,単位表にご記入いただいた科目名・担当者氏名をシラバスにお書き添えください。
○同内容のシラバスも入手できない場合
a・b・c の各科目ごとに,科目名・担当者名・単位数・受講年度を明記し,履修した内容についてできるだけ詳しく記したものを作成し,同封してください。
Q3_5: 成績証明書は必ず必要ですか?
A3_5: 申請に利用する全ての科目の単位取得が確認できる証明書類(原本)が必要です。複数の大学の科目を申請する場合は,申請に利用する科目を履修したすべての大学の成績証明書(原本)をお取り寄せください。
Q3_6: 取り寄せた卒業証明書・成績証明書が厳封とあります。開封してもよいですか?
A3_6: 開封していただいて問題ございません。なお,申請する科目は,成績証明書に記載通りの科目名でご申請ください。
Q3_7: 苗字が変わったため,現在と成績証明書や卒業証明書の名前が異なります。戸籍抄本などを取り寄せる必要がありますか?
A3_7: 戸籍抄本などは必要ございません。証明書は旧姓のままご提出ください。申請される際の氏名は,現在のお名前でご申請ください。
Q3_8: 何年も前に発行した卒業証明書と成績証明書が手元にあるのですが,発行期限はありますか?
A3_8: 発行期限はありません。お手元の卒業証明書をご提出いただいて問題ございません。成績証明書の場合は,申請される科目が記載されていることをご確認ください。
Q3_9: 審査料の振り込み先を教えて下さい。
A3_9: 郵便局の郵便振替を用いて下記口座にお振り込みください。
※電子申請の方は,郵便振替でのお振込みではなく申請システムよりお支払いください。
郵便振替口座:00180-4-543408
加入者名:公益社団法人日本心理学会認定委員会
Q3_10: 審査料の受領証をなくしてしまいました。どうすればいいですか?
A3_10: 払い込んだ日付とどこの郵便局から払い込んだかを様式5の貼付欄に書き込んでお送りください。
Q3_11: 心理学関係科目修得単位表(様式3)に科目数が多すぎて書ききれません。
A3_11: 他の領域の空欄に記載して頂き何領域の科目かを明記してください。他の領域に空欄が無い場合は欄外に記載してください。 裏面への記載や2枚目への記載,紙を貼付けての記載は認められません。必ず表面縦向き一枚にまとめてください。
Q3_12: 卒業したのが何年も前で,担当者氏名が記載できません。
A3_12: 審査は科目名・内容・担当者全てを対象に行っておりますので,大学にお問い合わせいただくなど出来る限り調べて書き込んでいただくようお願いしております。どうしてもわからない場合は,「担当者不明」と記載してください。ただし,担当者が不明の場合,その領域に該当するか判断が出来ず,認定単位として認められない場合もあります。
Q3_13: 書類を訂正したいのですが,どうしたらいいですか?
A3_13: 修正する場合は,読みにくくならないよう,修正液等で修正してください。
Q3_14: 先日申請書類を郵送したのですが受領ハガキが届きません。いつ来るのでしょうか?
A3_14: まず,お送り頂いた申請書類を事務局で確認します。形式的な不備がないことを確かめてから受領ハガキをお送りいたします。申請書類は先着順に確認しておりますので,ハガキをお送りするまでに1~2ヶ月程お時間を頂く場合もあります。時期によってはそれ以上かかる場合があります。
Q3_15: 申請書類提出後,書類不備・不足の連絡が来ました。記載された修正期限を越えたらどうなりますか?
A3_15: 提出期限を超えたものでも受け付けております。追加の審査料も必要ありません。ただし,提出時期によっては審査日がずれる可能性がございますので,ご了承ください。

 


4.資格取得後

Q4_1: 認定料振込み用紙を失くしてしまいました。
A4_1: 郵便局に備付の用紙にて下記口座へ郵便振替で33,000円を送金してください。その際,申請番号を必ずお書き添えください。
郵便振替口座:00180-4-543408
加入者名:公益社団法人日本心理学会認定委員会
Q4_2: IDカードを紛失してしまいました。
A4_2: IDカードの再発行をする場合は,こちらの【IDカード再発行希望の場合】をご確認ください。
Q4_3: 住所変更したいのですが,どのような手続きが必要ですか?
A4_3: 登録情報変更についてはこちらの【登録情報の変更手続】をご確認ください。
Q4_4: 証明書が必要なのですが,どのような手続きが必要ですか?
A4_4: 他機関等に提出するための,認定心理士であることの証明書(和文または英文)を発行する場合は,こちらをご確認ください。
Q4_5: 認定心理士資格の更新は必要ですか?
A4_5: 更新の必要はありません。年会費もございません。

 


5.心理調査資格 大学向け

Q5_1: おおまかな申請スケジュールを教えてください。
A5_1: 認定心理士資格との同時申請の場合は,認定心理士(心理調査) 資格申請スケジュール をご覧ください。心理調査士のみの場合は,随時受け付けております。
Q5_2: 「認定心理士(心理調査)」資格取得にお金はどれくらい必要ですか?
A5_2: 心理調査士のみの追加申請では,申請時に審査料11,000円が必要で,合格後に認定料22,000円が必要です。
認定心理士との同時申請では,申請時に審査料16,500円が必要で,合格後に認定料38,500円が必要です。
認定料をお納めいただきますと,心理調査士として登録され,認定証と認定心理士(心理調査)証(IDカード)が発行されます。
Q5_3: 「1.概論領域」の基本主題科目は具体的にどのような科目ですか?
A5_3: 心理調査手法「実験,調査,観察,面接,検査」の中から3つ以上の内容を含み,調査・研究実施における「倫理的配慮に関する内容」を含んでいれば基本主題としてお認めいたしております。
Q5_4: 「1.概論領域」について,「心理調査概論」という科目名でなければ認定されませんか?
A5_4: 科目名ではなく内容で判断いたしております。
審査は科目内容で判断致しておりますので,たとえば「心理学研究法」といった科目名でも内容が領域の主旨を満たすものであれば認定されます。
Q5_5: 認定心理士の基礎科目c領域科目は認定心理士(心理調査)の「3.実践領域科目」として申請できますか?
A5_5: 「3.実践領域科目」の主旨を基礎科目c領域の基礎実験で満たすことはできないと判断しております。
Q5_6: 3.実践領域の特別措置とは何ですか?
A5_6: 心理調査士のみのご申請の場合,特別措置として3.実践領域が2025年度まで卒業論文4単位のみでの申請となります。ただし,認定心理士との同時申請の場合は,適用されません。

 


6.心理調査資格 申請者向け

Q6_1: 認定心理士を既に取得済みですが,認定心理士(心理調査資格)は取得できますか?
A6_1: 既に認定心理士を取得の場合,追加申請として,心理調査士をご申請いただけます。詳しくはこちら をご確認ください。
Q6_2: 認定心理士資格と心理調査士資格を同時に取得したいのですが。
A6_2: 同時申請に関しましては,対象者,申請期間が決められています。詳しくはこちら をご確認ください。
Q6_3: 認定心理士資格を持っていないのですが,心理調査士を取得できますか?
A6_3: 認定心理士資格をお持ちでない方は心理調査士資格を取得することができません。まずは認定心理士資格を取得してください。
Q6_4: 「認定心理士(心理調査)」資格を取得後,どのような職業に就けますか?
A6_4: 職能資格ではございません。
心理調査を活用し,社会において個人的・社会的問題を解決できるということは証明されますので, そのことを生かした仕事は出来ると思われます。
Q6_5: 認定心理士のように書類で申請したいのですが,可能ですか?
A6_5: 書類での申請は受け付けておりません。電子申請のみ申請可能です。
Q6_6: 【心理調査士のみの申請】何年も前に認定心理士を取得したのですが,申請できますか?
A6_6: 認定心理士資格をお持ちであれば,取得の時期に関係なく申請することができます。
Q6_7: 【心理調査士のみの申請】認定心理士で申請した科目と同じ科目を心理調査士で申請することは可能ですか?
A6_7: 申請することは可能です。ただし,認定されるかは認定委員会での判断となります。特に3.実践領域は認定心理士基礎科目c領域と質が異なりますのでご注意ください。
Q6_8: 【心理調査士のみの申請】3.実践領域のサマリーのテンプレートはどこにありますか?
A6_8: こちらよりダウンロードし,記入したものをサマリーとしてご提出ください。なお,記入方法は各申請マニュアルをご参照ください。
Q6_9: 【心理調査士のみの申請】成績証明書,卒業証明書は認定心理士資格申請で提出したのですが,改めて必要ですか?
A6_9: 心理調査士資格の申請として,改めてご提出をお願いいたします。
Q6_10: 【心理調査士のみの申請】どの科目がどの領域に該当するか教えてください。
A6_10: 申請された科目がどの領域に該当するかは,認定委員会で審査されます。単位認定基準を参考にご自身で判断していただくことになります。